現在運転停止中の大飯原発について、滋賀県の住民ら80人が、国が運転再開に向けた手続きをとらないよう求める訴えを起こしました。
14日、滋賀や大阪など近畿の住民ら80人が大阪地裁に訴えを起こしました。住民らは、現在、定期検査で停止している関西電力大飯原発3号機・4号機について、「定期検査が終了したと国が判断する基準が福島第一原発の事故を踏まえたものになっていない」として、基準を改定しないまま運転再開の手続きをするのは違法だと主張しています。さらに、「運転再開の是非は政治判断ではなく、そもそも法的に可能かどうかを裁判所が速やかに判断すべきだ」と訴えています。提訴を受けて原子力安全保安院は、「訴状が届いていないので現時点ではコメントを差し控えたい」としています。
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