さあ、それでは各RAIDレベルの特徴について詳しく説明いたします。それぞれのRAIDレベルには、メリットだけでなくデメリットも必ずありますので、ご自分の目的にあったものがどのレベルなのか、良く吟味してみてください。
・別名:RAID5+0/RAID0+5/分散パリティアレイのストライピング ・必要HDD数:最低6台 [概要] RAID10でミラーセット(RAID1)の構成部分をRAID5に置き換えたシステム。 簡単に言うと、ストライピングされる各HDDがそれぞれRAID5アレイとなっている状態ですので、それぞれのRAID5アレイのうち2台同時に壊れなければ、継続稼働可能です。 |
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【RAID50のしくみ】
[1]-1 RAIDコントローラ上でデータがブロックに分割されます。 [1]-2 それと同時に「パリティ」が生成されます。 (図中の「P-***」)。 [2] 分割されたデータは「RAID5アレイ1」と「RAID5アレイ2」との間でストライピングで書き込まれます。 ※RAID10と同様に「RAID5アレイ1」と「RAID5アレイ2」をそれぞれ一台のHDDととらえ、この2台のHDDでストライピングRAIDを構築しているというイメージです。 【メリット】 ・同一のRAID5のセットで2台以上の故障が発生しない限りは稼働し続ける事ができるので耐障害性が高い。 ・ストライピングによりRAID5よりも転送速度の向上が期待できる。 ・構成HDDの数が多いほど容量効率も向上する。 【デメリット】 ・最小構成でも6台のHDDが必要な為、導入コストがかかる。 ・復旧時に時間がかかる |
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