MENU

RANKING

モバZAKのご案内

iモード、EZweb、Yahoo!ケータイで大好評配信中

芸能ホーム > 芸能 > 記事詳細

  • イザ!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • livedoorクリップ
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • ブックマークに追加する

ますます買いづらく…アマゾン、特殊エロ規制の不思議

「獣姦」など狙い打ち「触手」は免れる

 インターネット書籍販売最大手のアマゾンがエロ、なかでも成年コミックへの規制を強化し、業界に衝撃が走っている。「アマゾンでの取り扱いは売り上げの1割を占める。相当な打撃」と成年コミックを中心に販売する出版社の関係者は語るが、不思議なのは今回狙い打ちされたのが「獣姦」「食糞」といった特殊なジャンルだということ。「いったい何が目的なのか?」と成年コミック業界関係者らは首をかしげている。

 関係者によると、アマゾン側は昨年12月上旬、一部の成年コミックを登録から削除した。

 「ウチの出版物をチェックすると、何点かが消されていた。なかでも獣姦ものは徹底していて、獣姦専門で描いていた作家の作品はすべて消えていた」と成年コミック編集者は語る。

 「獣姦」とは読んで字のごとく、女性が犬などの動物とエッチするもので、ジャンルは確立しているものの、「売れ筋というわけではない」(同)。一方で、軟体動物や空想の獣の触手に陰部を犯される「触手」分野は規制を免れた作品が多かったという。

 業界関係者によると、アマゾンは出版社側に「鬼畜系」「ドラッグ」「残虐」「食糞」などの表現を含むものの掲載を削除すると説明。出版社がアマゾンに自社の書籍を登録する際、キーワードに「レイプ」「強姦」「陵辱」といった言葉を登録しないよう呼びかけてもいる。さらにアマゾンは、“検閲”を強化し、タイトルや表紙だけでなく、中身も見て掲載の可否を判断する方針を示しているという。

 出版関係者は「わざわざ『食糞』に限定しているところが意味不明。スカトロというジャンルの中でも食糞は非常に特殊。どうしてスカトロと言わずに食糞としたのか…」と、いぶかしがる。

 成年コミックに限らず、読者にとってアダルト系の出版物は一般書店の対面販売では買い辛い。そのためネット販売は、アダルト系出版社の重要な販売ツールとなっている。出版関係者は今回のアマゾンの措置について「まずは特殊なジャンルから始め、いずれはエロ全体をつぶしたい意図があるのではないか」と危機感を募らせている。

 この件についてアマゾン広報部は「コンテンツを日々更新しているのは事実だが、具体的な修正についてはコメントできない」としている。

ZAKZAK 2009/01/20

芸能ニュース

もっと見る