昨日レポートしてくれた「へそクリック」のサービス停止について、その後の続報はありますか?
3月14日深夜0時過ぎ、「ポイント交換を行う」というリリースが発表された!
しかし代表のY・O氏からは未だ事の真相は語られていない。
ライター:はまれぽ編集部 (2012/03/14)
ポイント交換に応じるとのメッセージが
今日3月14日の深夜0時過ぎ、株式会社ネーブルのHP上に「ポイント交換手続きのご案内」と題したメッセージが掲示されたのである。
3月14日深夜0時過ぎに出された案内文
会員への連絡が遅れたことを詫びる文面で始まる案内文には、「ポイントは早急に交換させて頂く」とはっきり明記されている。交換手続きの期間は3月20日~29日。また、詳細については会員向けにメールを配信するとある。
詳細な内容を把握するため、編集部ではある一人の会員にコンタクト。会員向けに配信されたというメールの本文を入手することができた。
会員向けに配信されたメールの一部
メールの内容によると、今回の交換対象者は「初回交換3000ポイント以上、2回目以降交換900ポイント以上」の会員とある。
へそクリックではポイント交換の基準として、初回の交換の場合は3000ポイント以上、2回目以降は900ポイント以上でないと換金ができないとする制限を設けていた。
要は、サービス停止前の基準を今回もそのまま踏襲するということのようだ。
また3月20日から3月29日までの手続き期間に間に合わなかった場合は、30日以降も個別に対応すること、振込手数料は会員負担、個人情報は交換手続き完了後に適切に破棄をする旨などが表記されている。
この発表を受け、メール本文を転送頂いた会員からは「大多数と思われる端数持ち会員(900ポイント未満)は切り捨てにされる。会社側の都合で解散しておきながら、この対応は納得出来ない」とのコメントを頂戴した。
再びみなとみらいの㈱ネーブルへ
HP上にリリースが出された時刻とほぼ同時に、昨日みなとみらいのオフィスで話をした業務管理部長のH・M氏から一通のメールが編集部宛に届いた。
「今後の対応について」と題されたメールには、ポイント交換の手続きを行うことを決定したこと、HP上に手続きに関する案内を掲載したこと、会員に対してメールで告知をしたことなどが書かれていた。
昨日の取材時点では「今後については協議中」としていた㈱ネーブル。その後どんな話し合いがもたれ今回の発表に至ったのか。真相を調査するべく、再びみなとみらいのオフィスへ向かうことにした。
10時前に現地へ到着。ノックをしてみると、昨日話を聞いたH・M氏が一人オフィスにいたので再度事情を聞いてみることに。
みなとみらいのオフィス前
H・M氏によると、弁護士や代表のY・O氏と続けてきた協議が昨日まとまったので、今回の発表をするに至ったとのこと。また、「HP上で発表したリリース以外のコメントは差し控えたい」とし、Y・O氏の現在の居場所については口を閉ざした。
「これからサイト上の交換ページ作成の作業をするので」ということで、早々にインタビューは打ち切られてしまった。最後に「会員に向けての説明責任を果たしてもらうため、編集部としてY・O氏に直接取材をしたい」という意向を伝え、オフィスを後にすることにした。
取材を終えて
昨日から追跡取材を行ってきた㈱ネーブルの「へそクリック」サービス停止問題。ポイント交換に応じることを決めるなど、ある一定の措置は取られたように見える。
だがしかし、まだまだ解明されていない問題も山積している。事前告知のないままのサービス停止、ポイント交換の方法、そしてなにより代表であるY・O氏から事の経緯が一切語られていないこと。
編集部では、Y・O氏が今何を思うのか直接インタビューを行うべく、引き続き調査を進めていきたいと考えている。
―終わり―
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