上: (PCの画面を見遣りつつ)あ、まずい。江頭2:50さんのこと言ったら本気になっちゃった。えー、『上杉さんちょっと早口なので・・・』
岩: あ、ゆっくりしゃべってください。ゆっくり。
上: (超スローで)いーやーーーーーー・・・。あーーー。もうしわけなかったー。
岩: そう作んなくてもいいから(苦笑)。ふざけすぎ(笑)。俺の番組だと思ってふざけすぎ、ホントに。神保さんのところでここまでふざけないでしょ?
上: 神保さんのところは緊迫する。
岩: はっきり言うけど、ビデオニュースの扱いと、俺んところとえらい違いだよ(笑)
上: 神保さんのところでふざけると、無視するんですよ。すっとスルーされて「アレ!?」 けっこうね、いいキラーパスをね、供給してんのにぜんぜん反応しない。ジョホールバルの中田英寿の気持ちですよ。もー、いいパスをやってんのに岡野がはずしまくって。
岩: 「まあ、でも呼ばれてんのこっちだしなー」みたいな。
上: まーそれはそんなかんじで。
岩: お願いだからもう(本筋に)戻って! お願いしますよ俺んところでも! 話はジョホールバルじゃなくて! えーと?なんだっけ。マジに忘れちゃったよ。ウチに孫ができるって話でもなくて! あなたが結婚してないって話じゃなくてっ!
上: あっわかったアレだっっ! なぜ政治家の秘書になったか。
岩: そうそう。
上: そのあとNHKに入ったわけです。経歴詐称やりまして。
岩: バイト?
上: 違います。ちゃんとホントに内定してるんですよ。内定して・・・コレ話します?
岩: 話してください。正社員なの?
上: 正社員です。最初内定して、5月?いつだったけなーあれ。
岩: 新卒として内定したんだ。
上: 新卒です。あの時NHKってね、基本的に新卒じゃないとダメだったんです。で、もっと昔は「指定校制度」。ってありましたよね、六大学とか。で、大卒でなくてはいけないと。大卒認定がいちばんひっかかる。コレほんと差別ですよね、だって役所だってそんなことないのに。
岩: 大卒じゃなかったの、そん時?
上: 大卒新卒ですよ。で、入るわけです、はしょって言うと。はしょって言うけど、詳しくはどっかに書いてあるんで見てください。またウィキペディアに変なふうに書かれるから。あ、そんときね、偶然ですけど池上彰さん、じつは僕のティーチャーだったんです。で、当時ね、これいい話なんですけど・・・あっここで言うのもったいないなぁ(笑)
岩: ええーっ。えええええぇっ!? 最初、池上彰だけはもらってないって言ってた布石はここに生きてきたの!!
上: 当時ね、池上さんが、当時内定もらって研修の時代ですよ。で、ティーチャーになって、そん時に希望を出すわけですよ。どこの支局に行きたいとか、どこどこで働きたいとか。ま、記者職だから、当時61人だったかな?その年は。 で、ティーチャーが言ったのは、「東京とか大阪とか行きたいとみんな言うだろう。そういうところでやりたいと。でもホントにジャーナリストになるんだったら通信社・・・通信部を希望しろと。
岩: できるだけ辺境(?※音声不鮮明)みたいなところ、と。
上: 通信部ですか!? と。通信部って一人なんですよ。支局になると、たとえば、札幌放送局とか、どこの放送局でもいいんですけど、何人もいるわけですよね。アナウンサーがいて、記者がいて、プロデューサーがいて、ディレクターがいて、それから営業がいてといろいろいるんですけど、通信部は基本的にひとりなんです。家に通信部を置くんです(会場にいる人たちからも『ほー』という声があがる)。そうすると何が違うかというと、東京とか大阪だとエリートっぽく見えるじゃないですか。でも実は違うんだと。通信部に行けば、そのときに自分でアレンジして。
岩: 全部覚えるからね。
上: 自分で背負って、照明やって音声やって、撮って、送信して、送出作業もあって、さらにアレンジ、営業までやることもあると。もうありとあらゆる業務をやる。もちろん、取材も記事も書いて。そうすると、最初は苦しむ。ニュースもないかもしれない。でも、長い目で見た場合は、ぜったい記者としていい記者になるから通信部を希望しろと。僕も実は、これ池上さんですよ。ずっと通信部を希望して10何年間通信部にいたんだと。
岩: ん? 池上さんからなんかもらってる(疑)?
上: くれないんですよー。
岩: いい話すぎる!
上: あ、この前本もらったの(嬉)。でもそれ池上さん有名になる前ですよ。池上さんまだ若いですから。
岩: いい人なんだぁ、池上さん(やや棒読み)。
上: そのあと池上さんが飛ばされて宮内庁担当になるのかな。橋本大二郎さんの下のほうで。そのあと政治部じゃなくて、あの人政治部一回もやってないから・・・飛ばされ・・・んのかわかんないけど、報道局を一回ばずれるんですよ。で、報道局をはずれて「週刊こどもニュース」っていう。当時NHKでいうと閑職なんですあれ。
岩: あー、でもこれが当たったわけだよねぇ。
上: それが当たって今の池上さんがいるんですけど、で、出てきたときにびっくりして。
岩: ニュースをわかりやすく解説するってったら池上さんの右に出る人はないっていうね。
上: 天才ですよね。「あっ!池上さんだ!」って思ったんです。そのあと実は、池上さんがNHKを辞めたあとに何度かお会いしてるんですけど、池上さん覚えてないわけですよ。だってティーチャーだけでいっぱいいるわけだから。さっきの話をしたんです。そしたら、本人その話したの覚えてるから「おおーっ」ってなって、それが複線で記者クラブのこと書いてくれたり、官房機密費のこと実は池上さんだけは唯一朝日新聞で書いたんですよね。
岩: リアクションしてくれてる。大メディアのOBとしては稀有な例。
上: もー珍しいですよね。でも別に池上さんは僕のために書いたのではなくて、本当にそれが正しいと思ったから書いたんですよ。池上さんは朝日新聞のご自身のコラムの中に、やはり色んな組織に対して、ジャーナリストがいろいろ言ってるんだったらきちんと内部調査をするべきじゃないか、取材をしろと、自分の社に対して。という当たり前のことを言ったんです。
岩: 自分の社だけじゃなくてたとえば朝日は読売とか、毎日とか調べてくれればいいのに。
上: あ! 池上伝説また一ページって(ツィートが!) いい話しちゃったな、これ。失敗したな、どっかで書こうと思ったのに。
岩: で、戻って、池上さんすばらしいのはいいんだけど。NHKに入ってどうしたの?
(岩上さんが若干イラっとしつつ、以下に続く!)
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