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最終更新:2012年3月12日(月) 6時39分

両陛下出席し政府主催の追悼式

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 東京では政府主催の追悼式が行われ、天皇・皇后両陛下の参列のもと、犠牲者に黙とうが捧げられました。

 震災発生時刻の午後2時46分。東京・国立劇場で行われた追悼式では、遺族の代表をはじめ野田総理や閣僚、各国の大使などおよそ1200人が犠牲者に黙とうを捧げました。

 式壇には、岩手産の白ゆりや宮城・福島産の白菊が供えられ、厳粛な空気の中、天皇・皇后両陛下が深く頭を下げられました。出席を強く希望されていた陛下は手術後、初めての公務となり、追悼の「お言葉」を述べられました。

 「国民皆が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善されていくよう、たゆみなく努力を続けていくよう期待しています」

 また、陛下は復興に尽力するボランティアや原発事故に対応している人々を労い、海外から寄せられた支援に感謝を述べられました。

 さらに、被災地の東北3県から出席した遺族の代表が癒えぬ悲しみを語り、会場ではすすり泣く人の姿も多く見られました。追悼式の様子は被災地のほか、被災者たちが避難している全国70か所にも生中継され、各地で同時に追悼の意が表されました。(11日16:51)

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