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【Declinaison+Gallery IMAGO 共同企画展】
Vol.1 写真 あるいは/そして… 第四回元木みゆき展”光を嗅ぐ”
http://www.motokimiyuki.com/info.html
に行ってきた。
今日はその展示の中でトークショーがあって、若手デジタル写真家五人が語り合うというもので、
出演する人ほかには永沼敦子さん、鈴木心さん、前田一さん、小松雅明さん(敬称略)と個人的に涎の出る程のメンバーだった。
五人ともwebでしょっちゅう写真を見ているけど実際見たことはほとんどないからどんな感じなんだろうとわくわくしながら行ってきました。
会場についたらのりおさん、佐藤さん、高橋さん、大島さんといった方達も客席にいた。これは豪華だ。
トークショーはやはりおもしろかった。
デジタル写真は実体を持たないデータであるからこそ、写真がもともと持つイメージという本質を浮き彫りににしはのではないか。
人間が頭の中に思い浮かべる風景や映像も実態を持たないイメージである。デジタル写真はイメージにより近い存在なのではないか、などなど。
五人も作家が居るとそれぞれの個性が拮抗しあうというか、駆け引きが生まれるというか、そういうのも含めて面白かった。客も話に入ってくるし。
鈴木さんの写真は本人のスタンス込みでやはりかっこいい。
元木さんの展示ではカッと見開いた馬の目のアップが印象に残った。
瞼や瞳の間の目の汁やピンクの肉が生生しく大きな紙にプリントされている。
でももとのデータがデジタルだからよくみるとドットやノイズが見えてくる。
その肉っぽさの質感とデジタルっぽさの質感の融合が紙の上に現れてるのが面白いとおもってしまうんです。
その後の飲み会も素晴らしかった。
知り合いがほとんどいたかったから肩身がせまかったのだけど、大島さんを通して佐藤J先生と初めて話すことができた。
それもけっこうちゃんとデジタル写真のことを話せた。こちらが熱く言えばそれ以上に熱く返してくれる人だと思った。
五人の方とも少し話せた。こういうのがすごく今後の収穫になるのだと思う。
しかし毎日のように巡回しているサイトの作家と面と向かって話すのはものすごく緊張する。
はっきり言って何を言ったかあまり覚えていない。でも良かった、とにかく良かった。
あと、兄貴の知り合いの人が居てなんだか不思議だった。
兄貴はデザイン情報学科の卒業生の中では有名な人で、J先生も当然知っていて僕が弟だというと驚いていた。
兄貴と同期で今回の展示に来ていた人は古谷さんと渕上さんという二人の女の人で、やはり驚いていた。
自分の興味のある方向へ進んでいたのに兄貴の存在にまたぶつかるとはなんだか妙な気分だ。
高校や浪人の頃はけっこうムサビへいって活躍している兄貴を見てコンプレックスを感じたりしたけど、
今こうやって兄弟ということをネタに話題で盛り上がったり人のつながりができたりするのは単純に面白いし、
なんか特な事だと最近は思う。
啓蒙される人とたくさん出会えてなんだか幸せな日だった。
自分が写真を本気でやるのかどうか悶々としていたけど、
今日このデジタル写真の大きな「流れ」を目の辺りにしてちょっと自分もがんばろうとか思えた。
模索しつつ、だ。sign以外の写真でもはやくテーマを明確にしたいな。
そして帰ってトリックのスペシャルを見たのでした。
学校に土田ヒロミさんが来た。http://www.hiromi-t.com/
生徒が自分の写真を持ってきてそれを土田さんが見てくれるというお得な授業が開かれた。
これは自分が撮ってきたものをまとめて評価してもらういい機会だと思い、参加した。
signのシリーズを見せる事にした。
signは自分なりにテーマを決めて撮ると決めた初めての写真だ。
まだ完全に言葉になっていないから、コンセプトを述べる事から避けてきていたのだけど、
思い切って人前に出してみる事にした。
「デジタルでしか成立しないものが撮りたい。
signのモデルであるイメージはデジタル信号だ。
ネットをとびかうむ数の電子記号、光、画像を構成するドット、ピクセル、光、信号。
そういったものは無数の情報が飛び交う茫漠としたネットの世界で微かに輝き、
その光は遠くからでも見ることができ、認識する事ができる。つかむ事はできないかもしれない。
signはネットにおけるデジタル信号のイメージを、現実にある光を撮って表したものだ。
それは夜になって輝く街頭であり、住宅の窓枠から洩れる明かりであり、ネオンである。
ネットの世界に広がる無数の信号と現実の世界に広がり瞬く無数の光のイメージが重なった時、
signという一つのキーワードにつながった。
これを撮り続けネットに載せ続ける事で、デジタル写真とネットの関連性の問題について
自分なりのアプローチができると考えてこのシリーズをはじめた。」
まとまらない頭の中をなんとかまとめようと思って、こんな感じで言葉をまとめた。
見せる時は、絶対データでモニタかプロジェクターで見せたいと思った。
プリントで見せては明らかにコンセプトに反するし、
signの場合紙の上にあるより電子の上にあるほうが透明感があって綺麗だ。
しかしこういう講評の場合プリントして机に並べて見るのが常識らしく、
自分の要望は事前に先生に少しお願いをして叶う事になった。
フィルムでやってる先生はデジタルに否定的だし、
デジタルをやっている先生はデジタルに肯定的なのだ。
プロジェクターのセッティングなどの関係で僕の写真が最初に講評された。
真っ暗闇な教室の中で写真の生徒と写真の教授陣ほぼオールスターが見守る中で
自分の写真が投影されるのはものすごく緊張した。
上でまとめたような言葉をしどろもどろに言った。
いっぱいいっぱ指摘された。スライドショーとして見せるための編集のクオリティや、
黒味の色味の問題、また看板など記号的な意味合いをもつ光は入れていいのかという問題など。
聞いているときは頭が沸騰していてなにを言われているのかわからない事のほうが多かったけど、
実際終わってみてから頭の中を逆再生してみると何を言われたのか逐一思い出す事ができたので、
そのことを忘れないうちにメモした。
駄目だしのほうが多かったけど、最後に一言土田さんが「おもしろいと思うから頑張って」と言ってくれたのが嬉しかった。
あと教務補助のおなじみの先輩が「良かったよ」といってくれたのも嬉しかった。
続けようと思う。
もうすぐ大学の芸術祭が始まります。
サイトからして引くぐらい気合入ってる。
http://geisai.jp/
明日から四日間!
今年は割と運営に参加してないのですが(客として楽しみたい!)
微妙に関わるイベントがあるので告知しちゃいます。
10/31(月)
「SYMPOSION」
open10:30〜close18:00
fee:\500
場所 103教室
5人のDJと10人のVJで、10時間音と映像を流し続けます。
1号館の大教室がそのままクラブになる感じ。
僕はVJゆきちこの映像を少しアシスタントする予定です。
15:30〜16:30くらいにやる予定ですので時間のある方は是非。
あと多摩美術大学(上野毛キャンパス)の芸術祭にも少し参加します。
以前制作したペン画「ロリータコンストラクション」を
タマコンという多摩美が企画運営するコンペディションに出展します。
11月3日(木・祝)、4日(金)の2日間が作品の展示期間で自由に作品を見れるはずです。
両日共に10:00~21:00の間入場できます。
梅ラボでロリコンを見て興味を持ってくれた方は是非おこしください。
詳しくはこちら
http://218.45.193.243/~network05/035/
と告知はこんなところです。
芸術祭準備期間は準備に参加しないかわりに有意義な時間を過ごそう
と思っていたのですが今日は普通に家で掃除と布団干しをしてました。
最近見たもの 色々問わず
田中功起 「原因が結果」
杉本博司 「時間の終わり」
ゲルハルト・リヒター「鏡の絵画」
ジェームス・タレル「blue planet sky」
安村崇「日常らしさ」
共通専門の授業でデジタル写真家の元木みゆきさんとちょっと仲良しになる。
パワフルな人で、人を撮る意識にかなり見習うところがあった。
signとか梅ラボとか見てもらった。
東京都写真美術館の写真の歴史展の四部を見て普通に勉強する。
知らないことが色々あったので教科書を買ってしまった。
うちの大学の写真家講師陣の中では
山崎博さんや小林のりおさんの写真がオリジナルプリントで展示されていた。
流石であった。
その小林のりおさんの授業の中で大判カメラによる撮影実習を最近行った。
シノゴのリバーサルフィルムは超細密で美しく、透明で重みがあった。
これとはデジタル写真はまったく別の生き物であると感じた。確認した。
油絵学科研究室による特別講義で鴻池朋子さんが大学に来た。
英語を喋りすぎて久しぶりに母国語を話すような、特徴的な喋り方の人だった。
作品を見たいという欲求がみちみちあふれている人であった。
彼女の絵、彫刻(ソフトスカルプチャー)、そしてアニメは
恥ずかしながらほとんど初めて見たが、がっしりとした量感と密度、完成度が
ほとんどの作品に共通しておりどれも実際見てみたいと思わされた。
この人のように一度がっつり時間をとってアニメを作ってみたい、と最近考える。
「ドイツ写真の現在」と
杉本博司&都築恭一の対談 が楽しみ。
遠くに行くと体が疲れる。
特に一泊以上の外出となると普段と寝るところも違うので、
自分の意識していない部分で疲労がたまるみたいで、
帰ってきてから一瞬で深く長い眠りに落ちてしまいます。
金沢二十一世紀美術館へ行ってきました。
行きは寝台車でした。
生まれて始めての体験だったのでわくわくして乗りました。
予想通りの妙な空間。
見ず知らずの人同士が並んで詰まれたベッドに隣接しながら
お互いの場所をカーテン一枚で確保する。
そのスレスレの距離感と、
窓際の隙間から流れるファンタジーじみた外灯や夜の工場の光がいよいよ異次元でした。
空間が狭いと自分の把握できる範囲がすべてを占めるのでなんとなく安心します。
とまあ乗ってるだけでかなり楽しめたのですが、
いかんせん揺れるベッドというのは僕の体に完全に合わなかったらしく
金沢に行くまでほとんど一睡もできませんでした。
せっかく楽しみにしていた展示なのに寝不足での鑑賞になるとは。
しくじったと思いながら美術館へ足を運んだのですが、
その心配はジェームス・タレルの常設展で気持ちよく壊されました。
ぽかんとなにもない石造りの空間。
その天井に空いた正方形の穴。
天井に青い四角い何かがあると思い、一瞬遅れてそれが空だと気づきました。
空があまりに遠くにあるので綺麗なグラデーションの青の距離感がつかめなくて、
微かに雲がかすめるのを見て突然空だと気づかされました。
何もない空間と青い空へとぬける開放感が気持ちよく、
完璧に構成された部屋と穴の形が、
朝早く他に誰も居ない時間とあいまって神聖ですらありました。
その日の天気によって様相を変える作品であるのだけど、晴れた日に初めて出会えてよかったと思う。
個人的に、インスタレーションと呼ばれるような作品にはなるほどと思わされたり
内容を理解する事で感動したりする事が多いのだけど、
この作品はなるほどとか思ってる余裕すらなかった。
ここまで圧倒されて感動した作品は初めてかもしれない。まいった。
他にやっている展示も隅々まで見て、とても楽しかった。
ゲルハルト・リヒターの展示は、はじめて本物を見る作品が当然ほとんどだった。
抽象的なドローイングは素直にかっこいいと思わされるものばかりだったが、
なにより彼がどの作品にも一貫して考えてる絵画の本質的な部分に美しさを感じた。
すごい作家というのはどの人も一貫した思想を貫いているからすごい。
自分の周りに居るそういうすごい人を見ると焦りを感じます。
やっぱり完成度の高い美術館は遠くまで足を運んでまで来る価値がある。
二十一世紀美術館自体も緑の芝生のなかに白い丸い形でどんとある感じで、
中ではガラス越しに光が交差していて居るだけでも楽しめました。
目の前の道路の交通量と、
美術館の正面の間から見える別の建物がちょっと景観的にアレでしたが
実に満足のできる内容でした。
次はちゃんと睡眠をとってから見たい。
写真の日付、九月が全部八月になってた…はづかしい限り。
即行で修正。
今日授業で小林のりお先生に今週撮った分の写真データを見せた。
signのような写真ではなく梅ラボに載せてるような写真。
あっちのほうはもうコンセプトが決まってるので今週はばんばん更新していたのだけど、
梅ラボの写真はどうするべきかと悩み中でした。
なのでいくらかアドバイスをもらえて指標がなんとなく定まったような気がします。
有機的なものより無機的なものを意識的に撮っていく方向で。
signはやってて純粋に気持ちがいい。
暗闇の中に光の表情が無限に隠れていて、それを毎日つかまえるのが楽しい。
とりあえず一年くらい続けたい。
sign
http://members3.jcom.home.ne.jp/sign0509/
改装、今度は大幅に削りました。
日記的なコンテンツはなくそうと思ったのですが、
日々の考えの痕跡やサイトに関することは
memoとして残しておく事にしました。
日記寄りのとか学校であった事とかはmixiで書こうと思う。
色々見せたいと思っていたけど、
一番見せたいのは過去に自分が作った作品なので、
それ以外のコンテンツはなくしてみました。
それと、自分がネットをやっていて意外と楽しいのが
どのページとどのページがつながっているのかであったり
その人が何を考えてるのかであったりするので、
linkとmemoという項目をつけました。
写真に関しては梅ラボでやるべきか全部他のサイトでやるべきか、
いまはこの形ですがまだ現在進行で考えています。
「イメージ」の中にあったsignのシリーズは
一つのテーマとしてそれだけで独立してやったほうが良いと思うので
別のサイトを立ち上げてそこで続けていきます。
でき次第リンクなどを貼ろう。
雑誌の記事の中で写真家のホンマタカシさんが
「最近デジタルで制作している人が多いがどう思う?」といった質問に対して
「手法に興味はない、要は完成したイメージが勝負」と言っていた。
まさしくその通りだと思う。
写真を撮る際に「アナログ」か「デジタル」かとよく問われる昨今において
その問題に拘泥するのは狭義な「写真」にとらわれているにすぎない。
その事を念頭において自分にも問いてみる。
自分は、やはり今まで撮り尽くされてきた銀塩写真にない
新たなイメージを求め写真を撮っているのだ。
紙の上にはなかった、画像独特のはかなさや数字に還元される美しさ。
それらは質感をストレートに描写したり、
確かな写真としての重みを表現する事には向いてないが、
妙ちきりんな軽さを持っていてweb上をかけめぐりイメージの渦をつくりあげる。
今までにない、まったく新しいイメージだ。
なめらかではなく、きっとぎざぎざだ。
その渦の一端を担いたいという気持ちは強迫観念に近いものがある。
黙っていても押し寄せてくるのだ。
手法を選ぶ以前に胸の中にあるような。
この気持ちはなんなんだろう。
ファミコン世代とか関係あるんだろうか。
九月になっている。
夏休み、始まる前は自分から何かを生み出そうと意気込んでいたけれど、
終わってみたら自分以外の人が生み出したものからたくさん影響を受けた夏休みでした。
無理に生み出そうとしても今はまだでてこない、くやしいけれど。
今は貯める時期なのか。
梅ラボの改装をまた考えています。
日記というより、考えて蓄積した事をたまに文章化するコンテンツにしたい。
デジタル写真を日々更新しているのは衝動的な部分が大きいです。
すぐに、またすぐに、webに載せたいという気持ちが毎日溢れています。
同時に冷静になるようにも努めているのですが、今は言葉よりも写真が先に来る事が多いです。
先日、池田学さんのペン画をじかに見て、
自分がこの先何を用いて表現していくのかという問題に対して、
一つの巨大で確かな存在を見せ付けられる事で道しるべを与えられた気がした。
その距離感は甚だすさまじいけど、走りたいという気持ちは僕の中にあって、それは確かな事なのだ。
しかし最近は寄り道が多い。
今日は展示めぐり。
頭山 ゆう紀写真展「証」
ビジュアルアーツギャラリー東京
http://www.tva.ac.jp/gallery/index.shtml#gallery1
坂光敏展
ART TRACE http://www.arttrace.org/index.html
前者は写真、後者は(一概には言えないけど)ペン画。
特に後者は自分のやってる事と通じるものもあって非常に刺激を受けた。
というかある種の先を見せられたような緩やかな慟哭、衝撃、
真面目な狂気ほどつきぬけるものはないのではないでしょうか、
そんな作品群だったような。
絵で行こうと思ってる人は見て損はないかも。
それとは別に最近衝撃を受けた映像
http://www.geocities.jp/fk_house/vip7371.swf
少しの間実家の大宮に戻ることになりました。
夏休みに入って大量の時間を手に入れたわけですが、
今日も今日とて写真を撮る事に費やしました。
本来やろうと思っていた事がうまくいかず、
外の空気を吸いに行こうと思っただけなのですが、
一度はまるともうやめられないもんです。
「なぜ撮るのか」という根本的な問題よりも楽しさが先行する、
そういう時が多いから後々悩むことが多い。
upしてみて気づいたのですが
今回の更新の分はimageとdaysのスタンスが随分似通っていると言うか。
ふぞいろ展は無事終わりました。
当然のように色々と考えさせらられる事が多かったです。
まだ言葉になりきれないものがたくさんあります。
一つ言えることは
展示における最低限のクオリティの意識に欠けていたという事でしょうか。
作品自体に関する考えがまとまり次第、作品のページをupします。
前期の授業が明日で終わります。
今年の夏休みを人生におけるターニングポイントにしてみせる。
今レモンを丸ごとかじりながら日記を書いている。
すっぱいものを体が求めていて仕方がない、そんな時があるのです。
展示がいよいよ近づいてきた。
学内展示だからといって手を抜きたくない。
だから派手さや新しさを押し出すのではなく、
真剣に自分の画力と向き合うことを目的とした自画像を描く事にして、
それが今日完成した。
いつもどおりケント紙にペン画で、そんなに大きな画面ではないけど
今まで書いてきたどのペン画よりも描き込んだ、完成度のあるものに仕上がったと思う。
長い間描き込んである程度のレベルを越えた描きこみの次元に至ると、
ペン先が紙の繊維を切り裂いて墨汁が定着されるそのミクロな世界を隅々まで感知できる、
ちょっと異様な感覚を快楽的に味わう事ができる。
それは非常に細かい作業なのでとっても時間がかかることなのだけど、
やり終えたときにはなんとも気持ちよいのです。
今自分が同時に熱中している写真というジャンルは、
イメージが一瞬で画面に定着されると言う点で、
ペン画や細密画とは、画ができるまでのプロセスが正反対に異なる。
その違うジャンル両方に魅了されている今の自分がとても興味深い。
もう一つ、漫画というジャンルに熱く焦がれている自分も昔っからいるのだけど、
それはまた別の話、
なのだろうか。
国分寺市に住み始めてから一ヶ月とちょっとが経った。
埼玉に住んでいる頃は、
親元から離れるという事が自分にとってのある種の課題のように思えたが
離れ慣れてみると国分寺、小平、鷹の台という土地が
自分の中に少しずつ染み込んでいくように感じられ、当たり前になった。
栄えてるとは言えない郊外らしい鷹の台の駅周辺は、
八百屋、クリーニング屋、コーヒー豆専門店など
生活に求められるべき店でほとんどが構成されている。
買い物籠を持ちながら遊歩道を歩いてる時などに
あらゆる種類のコーヒー豆が混ざった匂いをかぐと、
この町に住んでいる事に小さな幸福感を感じる。
駅周辺のつつましい商店街を出ると、
木々の生い茂った玉川上水沿いの小道が見える。
今の季節なんかは舗装されてない地面が雨の後どろどろになって、
太陽が射し込めると上水と雨水と泥と樹から少しずつ湿気が放たれ
葉で閉ざされた小道の空間だけ他と違った湿度になる。
しめりけと同時に植物達の匂いも強烈に感じる。
強烈にというと言い過ぎかもしれないが、
感覚が研ぎ澄まされている日などは
緑のみずみずしさと死んだ虫の腐臭が混ざったような匂いを
体全体で受け止めながら歩く事ができる。
そこを小学生やら大学生やら年寄りまで色んな人間が歩くものだから
この細長い道は小平の中でもかなり密度のある空間だと思う。
玉川上水はとてもとても長い。
武蔵野美術大学へ行く方向には、創価高校と朝鮮大学が両脇にある。
その三つの学校を越えてもこの道はまだまだ続く。
永遠に続くのではないのではないかとさえ思う。
でもいつも歩いている距離はせいぜい鷹の台から武蔵美ぐらいだ。
いつも通ってるのにその先に何があるか知らないのも変だなと思って、
今日ちょっと上水の周辺を散策してみることにした。
そこで妙な体験をした。
妙な体験というか、妙な空間の体験というか。
散策に出かけたのは夜中、夕飯を一人でつくって食べ終えてから。
今日は午前中がとても暑く、その上昨日は雨が降っていたので、
上水の小道は良い感じに蒸していた。
夏の夜に感じる独特の空気の密度がなかなか心地よく、気持ちよく散歩ができた。
なんとなく武蔵美の方向へ歩いていく。
公園に差し掛かるあたりで帰宅する学生の姿がちらほら見え始めた。
人の引力にひきつけられるように、上水をはずれて大学のほうへ足が向く。
夜九時くらいだけどこの時間に帰る人達もいるのだ。
しかし大学を通り過ぎても何かあるわけでもなく、
そのまま歩いてキャンパスの外縁をぐるりと回ってみようと思い立つ。
ところが武蔵美のキャンパスは半分くらい畑にぎっちりと囲まれており、
塀の横に沿ってそのまま歩く事ができず、結局青梅街道まで出てとても迂回した。
畑越しにどんとそびえるガラス張りの十二号館は、不自然に近未来的でなんだかおかしかった。
いつもあそこで授業を受けてるのだと思うと妙でもある。
大きく回り道をしてまた玉川上水に戻る。
さっきそれて武蔵美の方向に曲がらなかったら朝鮮大学が横に見えたはずで、
そこも通り過ぎて上水を歩いていくと、今僕が居るところに出る。
朝鮮大学を通り過ぎた玉川上水の小道は今まで来た事がなかった。
なんだか未知の領域といった感じである。
でも基本的に道の構造は変わらない。
土の道があって、脇に雑草と木が生えていて、川が流れている。
木々の隙間からは家の光がちらほらとみえる。
木の陰に隠れて、瞬いているようにも見える。
土を踏みしめ歩いていく。
上水の道は外灯が少ないせいか夜はけっこう暗い。
微かに家の光が土を照らしてくれるので、なんとか地面が見える程度だ。
しかし、今僕が歩いているこの道はいくら夜と言っても暗すぎる。
上方になんとか木々の輪郭が見えるくらいで、あとはなにも見えないといってもいい。
目の前など、何も見えない。
遠くにいたっては、見えないというレベルではない。
この暗闇は現実と少し離れた次元の黒だ。
本当に土の上を歩いているのか不安になる。足元も見えないのだ。
それでも横道から入ってきた最初のうちはまだ現実感があった。
どこにでもある普通の民家が立ち並ぶ道がついさっきまであったのだから、
その感覚がまだ残っていた。
でもどんどん暗闇に身を置いていくといよいよ空間がおかしくなってくる。
歩いているけど道がない。
単純に暗い、のではなく、この世界にはない暗さが
目の前には広がっていた。
もちろん現実はまわりにある。
木の隙間から家の明かりは見えるし、左手には朝鮮大学も見える。
しかし僕の歩いている方向にはこの世界がない気がした。
そもそも上水を歩いているはずなのに、あの湿気おびただしい匂いがまったく感じられなかった。
空気が空虚で、あの密度はそこになく、そこにないはずの空気があったのだ。
木々のさらに上には電線が微かに見える。定期的にバチバチという音が聞こえる。
朝鮮大学の方向からは管弦楽団だろうか、
亡き王女のためのパヴァームのようなもの悲しい曲が聞こえる。
それらは確かに現実で、この世界に居るという確信の指標にもなり得たが、
かえって現実と今の目の前の異次元が別すぎるという証拠にもなり、いっそう異次元だった。
さらに歩いているうちに本当にこれは別の世界の入り口なんだと思うようになってきた。
そう考えないと説明がつかないような気持ちだった。
この世界とは法則が少し異なる世界があって、
この小道がなにかの拍子でその世界との架け橋になってしまったのだ。
今歩いている感覚はそう考える事で納得ができる。
でもそれは非常に微妙な加減で架け橋になったから、
途中でシステムが崩れてまたもとの道に戻ってしまったのだろう。
結局向こうの世界にはいけなくて、家に戻ってきた。
夢を見ているような感覚だった、と言うと陳腐だろうか。
だけど、本当に不思議だった。
あの感覚をもう一度味わいたい、という衝動にかられる。
その衝動の理由は、結局自分が持っている別世界への憧憬なのだと思う。
ここ数日で嵐のように考える事がいっぱいありました。
大学のオープンキャンパスの準備で
いっぱい刺激を受けたからというのもあるのですが、
先輩からの一言もあるのですが、
一番考えたのは写真についてです。
その、小林のりおさんの公開授業で大島浩さんが呼ばれて
小林さんが
今日においてデジタル写真を撮る事について話されて、
映像学科主任教授の新正さんが途中で入ってきたりして、
現代で写真をやる事がどういうことかほんのちょっとだけ
わかった気がします。
これを機会に歴史を勉強したり色んな写真家の作品を見たりする事を
意識していきたいと思う。
授業の後の飲み会でケイくんと一緒に
小林さんと大島さんに作品とか写真とかを見せにいった。
僕の写真は全体的に「うまい」とか「センスがある」などと
よく言われた。だがそれは決して褒め言葉ではなく撮り続ける
上でネックになってくる要素でもある。
そのなかでも何枚かは「おもしろい」と言われたものもあり、
自分の中で整理をつけるのが難しくなってきた。
自分が良いと思う写真を載せるだけで良いと思ってきたけど、
それが既にやられてたものだったり
くだらないと思われるものだったらやっぱり悲しい。
もうちょっと広く目を向けて深く美を追求しよう。
と思って更新した。
ネットはやりすぎてしまうから本当に怖い。
通学時間に使ってた4時間は確実に料理とパソコンになりそう。
外食したら完全にネット人間。
昨日K浦くんと某フランソワで密食した。
パスタは簡単ではまるときいたので挑戦してみようと思う。
upしたい写真が山ほどあるのだけど時間がおいつかない。
さすがにそろそろメモ帳でタグ打つのも限界なんだろうか。
dreamwaverとか使ったほうがいんだろか。
ウェブで写真を公開する事について考える、考える。
とにかく撮るのが楽しくてごちゃまぜ出ししてたのだけど、
どうやらそれは違うみたい。
なにが違うってことないんだけど、
啓蒙される先輩や色んな人のサイトを見ていると
どうやら何か違う。
テーマかあ、まだうまく定まらない。
とにかく、リニューアルだ。
長い間更新してませんでしたが、
ついにネットがつながりました。
梅ラボちょこっとリニューアルしました。
でもまだ中途半端な状態だったりします。
どんどん更新してきます。
イメージを三つのコンテンツに分けました。
どういうわけ方かはaboutのほうに書く予定です。いつか。
最近の大きな出来事は
授業が少し忙しくなってきた事と
雨が多い事と
鮭のムニエルが作れるようになった事と
ハンバーグを作れるようになった事と
ゴミだしを理解した事と
光熱費の払い方を理解した事と
連日自宅で飲みが多い事と
デジタル写真基礎の小林のりお先生の授業でwebについで色々考えさせられた事 でしょうか。
色々書きたい気もするけど、とにかくネットだ
あとはやく作品を仕上げよう。
いい天気だと何もかもいい気分になりますね。
高校時代の友達のやってる展示を見てきました。
なじみのこじゃれたカフェのような雰囲気の展示でした。
絵を見ると最近のその人がわかるような気がするような。
しないような。
一つの色をテーマにして展示をするっていいな。
うらやましくなりました。
七月のふぞいろ展がんばるぞ。
吉祥寺のヴィレッジバンガードは二つあって、
パルコの中にあるやつはちょっとおとなしめというか、洗練されてる。
ヴィレバンらしくない、気もする。
SOCOPOのアルバムを買う。
スメハチが両方で売り切れていて、やったあと思う。
ゆうごはんは定食屋のおはちで食べる。
とんかつ茶漬けがでらうまい。
そのままの足で新宿へ。
ペンタックスフォーラムでやってる写真展へ行く。
色んな写真家が*istDsを使って撮りおろした展示で、*istDsわっしょいな感じだった。
無料で点検などをしてくれた。
レンズ無料おためしコーナーみたいのがあって、
産まれて初めてデパートのおもちゃ売り場に来た幼児のような気分だった。
一本十二万のレンズとか有り得ない。
中古で一眼レフが二台買える。
もちろん試してみた。違いはようわからんかったけど。
バズーカみたいなレンズも試してみた。
ペットボトル三本ぶんくらい容積がありそう。
窓の向こうに見える隣のビルの屋上にある看板のネジまで映った。鬼だ。
でも*istDsの小ささには似合わないと思う。
50mmのマクロレンズが一番気になった。めちゃくちゃ対象に寄れるんだ、マクロって。
とても小さな世界が見えて、夢中になって花とか虫とか耳とか目とかに寄りまくった。
レンズを貸し出しする受付のお姉さんが、
やさしくて綺麗でしかも巻き毛だった。
やっぱり僕は小さなな世界が好きなんだ。と思った。
描く絵がほとんどペン画なのも、小さく細かい世界を描きたいからだ。
細密描写、細密描写。
なんで小さい世界に憧れるかはまだわからんけど、まあいいや、描こう撮ろう。
次に買うレンズはマクロレンズに決まり。金はどこまでも消えていく。
試し撮りした写真をイメージに載せてみました。
大宮のLOFT内のヴィレッジバンガードで
前からほしかったSmena8M を購入。うほほ。
トイカメラの部類にはいるのかな?とにかくイカス見た目に惚れました。
その後かいの携帯サイトのオフ会にまた行く。
オフ会というか完全に彼の地元友達の集まりなのだが。
常連「ぴ」さんの家がやってるバーが休日なのでそこでおもいきり騒がさせてもらった。
オールの後、昨日の雨が嘘のように晴れていて気持よかった。
知らないお兄さんに飲みに誘われた。
尾山台は怖いと思った。
YMCKのライブを見に、原宿へ。
整理券をもらう時、マフィアのようないかつい人が前に並んでてびびった。
六時半開場なのでそれまで原宿をうろついたのだけど、古着屋で変わった格好の人を見た。
フリフリがいっぱいついてる乙女な格好をした、男の人。
変とかきもいとかを越えて、何か哲学的なものを感じた。
YMCKがファミコンっぽい音でジャズっぽい素敵バンドという事は知ってたのですが、
今日目の前で彼らを見て新たに色んな事が知れて色んな衝撃を受けて八倍くらい好きになりました。
三人編成なんですね、YMCKって。
ボーカルが果てしなくモダンで可愛い女の人で、ちょっとマスコットみたいな位置付けになってる。
あとのふたりがキーボードとかファミコンの音とかをやる。
本当にファミコンを演奏してた。もう感動以外できない。
この二人がスーツをぴしっと着てて無表情でクールなもんだからボーカルと対照的でおもしろい。
二人のうち一人はマネージャーみたいなキャラなのか。
でもうひとりのほうは本当にクールで、どこまでもかっこいい。本当。なんか男だか女だかわからない。
髪が長くて目と鼻が細く、すうってなってる。
いや、本当、ずっと女の人だと思ってて見とれてた。
スーツも、黒だけどトレンチコートっぽくてすぽっとかわいらしいし。
でもゆきちこが言うには男だって言うじゃないか。もうどっちでもいいや。素敵すぎる。
ライブは、本当に、楽しかったのです。
観客はわりとこう、サブカルチャーに精通してる方達というか、
そんな感じの趣で激しさは控えめな印象だったんだけど、
ライブが始まると皆座ってる人も立ってる人も静かに楽しそうにノリだすんだ。
その、ごついマフィアっぽい人ももう幼稚園児みたいな無邪気な笑顔で音に夢中で、
あのフリフリ着た乙女な男の人も偶然会場にいたんだけど(!)、やっぱり笑顔でリズムに乗ってるんだ。
見知らぬ人同士が心から同じ感動の渦に浸れる音楽ってすごいや。
マフィアの人とも、乙女の人とも、皆とも、最高に仲良くなりたいと思ってしまったよ。
そういえばライブ行ったのってまだ人生で二回目だ。どんどん行こう。
休日はコーヒーと朝食がゆっくりできるからなによりすばらしい。
一日だらけました。
絵を描いたりショムニを見たりしました。
親父が大きい魚を釣ってきたようで、ほくほく顔でした。
勉強が楽しい。
いわゆる学校で教えてくれない勉強ではなく、学校の勉強がいい。
歴史とか言語とかって脳に染み込ませる時に少し麻薬っぽい快感があって気持ちいい。
最近はいよいよ真面目度高いです。
放課後は久しぶりに、生粋の予備校メイト三人と遊ぶ。
カラオケってあまり行かないのだけど歌うのはすごい好き。
ちょっと長い付き合いの友は無条件にいいです。
その後また岩井俊雄さんの話をききにいく。
正確には水越伸&岩井俊雄のメディア論トークで、
新宿の紀伊国屋ホールでやってたので行ってきました。
圧倒的に印象に残ったのはやはり岩井さんの素敵すぎる父親っぷりでした。
真面目に子供欲しくなったよ。
D70で隠し撮りをしてる客がいたのも印象的でした。
大学の友達の中村さんがやってるバンドをちらりと見てきました。
ちょっと前に、嬉しい事に、ひょんなことから、
五月にやるライブのカメラマンを頼まれたので、
様子見というか、見学というか、
吉祥寺のスタジオで練習してる所に、
おじゃましたのですが、
素人目ですが、
こりゃすごい。
曲つくるってああなんだ。
アナログに音同士が相談して、皆の正解をみちびく。
それにとびっきりの情熱。
映像つくるのにちょっと似てるかも。
みんながまっすぐに目指すのって気持いいな。
いいな、うん。
母の許しがでたので、一人暮らしができるようになりました。
小平周辺の物件を調べる事にします。
一日のうちの四時間を通学にあてる生活ともおさらばです。
目玉焼きさえ満足につくれない自分ともおさらばです。たぶん。
朝、玉川上水を登校中に一年の北村さんと一緒になって、
歩いた。
北村さんは同じ予備校で一つ年下で浪人仲間だから、学年も一つ違いなのだ。
今年の一年の映像学科の授業がとてもおもしろそう。
最初から八ミリとかぱらぱら漫画とかやるんだ、いいな。
一限からソフトボールの授業で久しぶりに体を動かす。
同じ小中学校だったこやまん、こと小山くんとようやく話せた。
昔彼にひどいあだ名をつけたのもいい思い出だ。
久しぶりに体を動かしたので二限の中級英語が夢のようだった。
というか夢の中にいた。
でもしっかり訳はした。
ドラマの授業はついに収録。
他の班の働きを見ているだけでこちらの心の臓まで刺激される。
これほど高揚する授業がかつてあっただろうか。
でもまあうちの班は収録の立会いなので暇もあり、
五階の研究室でアサヒカメラを立ち読みしたりする。最近カメラ雑誌に目がない。目がない。
立ち読みで二時間くらい時間をつぶすのもなんだから、一冊定期的に購読しようとも考える。
新しく買ったパンケーキレンズはすこぶるかわいい。
それでいて謙虚につまった強度が質感から見てとれる。
妥協のないその丸みを使いこなす日々は夢のよう。夢のよう!
二年生になって話す人が増えた。
実践的な映像の授業がはじまって共同作業が多くなってきたからというのもあるだろうけど、
一番大きいのはみんなの意識がぬるま湯がすこしづつ沸騰するように熱くなってきたからだと思う。
とにかく少しづつ、なにかが上向きになっている。
帰りに国分寺でポップンミュージックをやったらけっこうおもしろかった。
それで大宮ではドラムマニアをひさしぶりにやったけど、
右手が疲れた。
雪国を読み終わったのでレキシントンの幽霊を読み始める。
後者は今日もう読み終わってしまった。
村上春樹の本は読みやすくてよい。
朝やばい急ぐ。
待ち合わせにも一限にも間に合わなそう。
仕方ないから途中で電車から降りて学校まで走ることにする。
新小平から大学までは乗り換えをまたいだ電車より、
全速力で走ったほうがはやく着くのだ。
上着とカメラをバックにしまって走る準備ができたところで気づいた。 今日は二限からだった。
あと三十分も余裕あるや。
ゆっくりと鷹の台まで歩く。ぽつぽつ写真なども撮る。
ラテン語の授業が始まった。
今はどこの国でも使われていない言葉だけど、
昔の偉大な人と会話できる言語だと思ったのです。
あと読めたらかっこいい。
ドラマの授業は相変わらず演出指導を見る、見る。
気違いじみて泣く場面で、少しもらい泣きしそうになる。
四限はちょっぴりさぼってのんびりとだれる。
ケイ君とカメラの話で超盛り上がる。ライカにあこがれる少年二人。
映像とか、表現とかも話す。
最近、
歯を磨きながら今日撮った画像をPCで眺める時間が
一日の中でかなり好き。
歯磨きはしっかり15分くらいしたほうがいいと、
七本虫歯を治療してから知った。
15分丁寧に磨けば歯のよごれは八割きれいになるらしい。
十割きれいにするには、
歯科医の研修医二人がかりで三種類の歯ブラシを使って一時間だっけか、
そんぐらい丹念に磨かないとだめ。
午前中、母とステラタウンへ。
靴を買ってもらう。とっても嬉しい。
軽い色でカラフルなコンバース。
その後氷川参道のあんみつ屋でアイスコーヒーを飲む。
偶然小学校の時少年野球のコーチで世話になった人と出会った。
梅ラボ見たよと言われて驚いた。もちろん嬉しかった。
その後大宮駅周辺にあるの古いカメラ屋へ行って、
母が武蔵野美術大学の商業デザイン学科で写真を学んでた頃に愛用していたレンズを
もっていき見てもらった。
望遠と標準と広角とそろっていたが、
もうカビが侵食していて使うのはあまりお勧めできないとの事。
アダプターがあれば*isDsにも使えて色々試せただけに残念。
捨てるのもなんだから一応とっておくことにした。
店員の人とカメラの話を色々した。
中判カメラがどういうものか理解できた。
恐ろしく高いことも理解できた。
とてつもなく憧れた。
午後は下北沢へ。
ゆきちことビレッジヴァンガードをうろつき、
きりんの表紙のノートを買ったりする。
芸術学やラテン語の授業に使いたい。ネットワーク芸術論にもいいかもしれない。
赤瀬川源平の本を立ち読み、
デジタルカメラを批判的に見ていることを知って少し気持ちが沈む。
その後洋服屋さんでiPodがすっぽり入る財布を買い、
おいしいお酒とおいしいご飯を食べ、村上春樹の「レキシントンの幽霊」を買う。
明日履く靴が決まっていてわくわくするのは、とても幸せな事だと思う。
たとえ明日が一限からだとしても。
罪と罰を読み終わった。長かった。
人生のうちでまた絶対読むことになるような本でした。
僕はラスコーリニコフだ。
とか言ったらアレかな。。本当、共感したんだよ。
「ふむ!人間って奴は…」とか頭の中で考えたりしませんか。
口に出したらそれこそ狂人ですけど。
老婆を殺すシーンに特に夢中に夢中になれた。
いつも行き帰りの電車の中で本を読むのだけど、
そのシーンを読んでいた帰りの埼京線では、
ホームに降りてからも黄色い線の内側にたたずんで読むのが止められなかった。
いちいち口に出したり行動で示したりしないけど、
誰だってぶちのめしたいとか殺したいとか死にたいとかの類の黒い衝動は持ってると思う。
いつだってかりかりと人生とか教育とか思想とか主義とか主張とかを
考えてはめぐりぶちまけまくりけん制しあうこの話の中の彼らは、
まさに人間らしく愛すべき普通の狂人で
幾世代にも伝えられるべき小説の中で生き抜くに値する、
のかな、わからん、おもしろかった。
今日からは雪国を読み始めた。川端康成の。
今まで四回くらい読もうとしたけどいつもたいして読まないうちに読むのをやめてしまう。
けど、外国文学のあとに日本の文に目をあてるとなんかとても心地よい。
やっぱり訳した文ってどこか間接的というか、
読み手と文字と作者との距離が隙間隙間にすっかり見えてしまう。
罪と罰はそんな隙間は見えないくらい勢いよく人間同士が重なってて
そんなに違和感なかったんだけど。
川端康成の文なんかは指先の表現ひとつにしてもみっちり言えてるというか、
描く対象を見据えた川端さんの視線がそのまま静謐に紙の上に刻まれている。ような。
とにかく素敵なんです。
昔の女を覚えていた体の一部の唯一である指先でなぞったくもりガラスの鏡となった表面積に
他の女の瞳が映りぎょっとするなんてやばい、文豪だ文豪。文豪ねえ。
冬春休みの大きかった出来事
・ホームページをつくった
・デジタル一眼レフ*istDsの購入
・全国絵画公募伊豆美賞候補
・花粉症デビュー
・多摩川との出会い
・かい
・実験
・mixi
最近の大きい出来事
・ドラマの授業すっごい楽しい
・たぶっちゃんが芸祭委員長に
・シンビ卒業生入学
・写真撮りまくり
・ウノさんがCANON EOS 20Dを持ってる
・haguruma koubou
・兄貴
・親父
・mixi
1限にどうも間に合わない…
二年になって、大学まで自転車を使わない電車通学にしたのですが、どうも二時間かかる。六時に寝
てたのに六時起きは体が嫌みたい。
ドラマ、役者は授業のほうで雇ってくれた俳優さんを使うんですけど、
今日は演出指導ということでひとまず生徒がやる事に。
で嬉しいことにうちのグループの演出のNRNに主役のお父さん役を頼まれまして、演じたんです。
かなり緊張したけどそのぶん感情がでたというか。感極まりました。高揚。
明日はもっと、やさしさを表現しよう。
おうちでは、七月にやる展示のペン画を描きはじめました。自画像です。
なんか自分の中では、またペン画かよ成長しろよ、みたいな、
絵画における新しい表現分野への開拓ができずにいるもどかしさジレンマ炸裂だったりしたんですが、
めぐりめぐって考えてまだペン画を極めたわけでもないのに次にステップアップなんておこがましいでないかと思って、
ペン画をまたやる事にしました。
とにかく今は絵を描く時期なんだと思うんです、うん。
授業をきっかけにあわよくば他の事にも手をだしたい、みたいな。
学校たのしい。
ドラマの授業がはじまったんですよ。
みんなの意識の高さが確認できるような高揚したテンションでした。
演出や照明や色々悩んだんですが、自分が今素直に興味あるとこで、カメラを選びました。
どうでもいいけどうちのグループのカメラは四人中三人がmixi人だ。
明日から演出指導やスタジオセットの組み立てやら始まるみたいです。
うーん楽しみ。
渋谷のラフォーレでやってたエレクトロプランクトン展に行ってきました
岩井俊雄のつくったゲームということで(mixiで知った)前から行こうと思ってて、
しかも今日は佐藤雅彦とのトークがあるってんで期待して行きました。
岩井俊雄と佐藤雅彦っていうと
日本のアートと知のツートップというか基本というかそんな風に思ってて、
二三冊著作を読んだり代表的な作品を見たりはしてたのですが、
実際に見たのははじめてでした。
トーク非常に良かったです。
二人とも、お互いが共通に認識してる部分を把握してるようなスムーズな話し方で
その上で相違を見つけたらどんどんつっこんで話していく。
頭いいなあ。
なんか気持よく頭がよい。
知った気になってたけど全然二人の事をしらなかったんだなあ。
エンターテイメントとインタレスト。
なんだかゲームをするのも絵を描くのもうしろめたくなくなった気がしました。そんな講義でした。
大学の講義も、面白くないわけじゃないけど、これくらいおもしろいといいなあ。
自分で面白くしろって話でしょうか。インタレスト。
二人とも花粉症の上、佐藤さんは風邪で徹夜あけだったらしい。
もうすごいや。
昨日から今朝にかけて、花粉が深刻にやばかったです。
鼻で息ができなくて、涙は止まらないし。
一番気持ち悪いのが涙と目やにが混ざって接着剤みたくなったやつで、
ほっておくとまぶたの間に流れこんでいってた溜まってしまって、
油断して電車の中で寝たりすると
上のまぶたと下のまぶたが目やに接着剤でくっついてがびがびになって
開けられなくなるんです。
地獄です。
上下のまぶたを指でつまんで無理やり目をこじ開ける時、
ビリビリ音がして剥がれていくのがもう。
まつ毛も目やにで固まってつんつんになるし。
あと今日健康診断で体重量ったら前測った時より5キロ減ってました。
食おう。
多摩川でゆらゆらしてきました。
水辺の写真は一つ一つ表情が違くてびっくりです。
いっしょにいったゆきちこも水に夢中でした。
カメラボーィビデオガール。
あと女子高生は無敵だと思いました。
明日から学校だから、もう毎日ネットしないぞ。
深夜テレビを、惰性でずっと見てた。
芸人がいっぱいでてる。さまぁずの三村は三人くらい見た。
小倉優子がやっばいかわいい。下向いてぷーって。いじめられてんの、やばい。
CM見て最初のガンダム見たくなった。
ポケモンの映画も、音楽を聞いて懐かしくて見たくなった。
山崎バニラってすごい名前だ。
恋愛相談みたいな番組、一年たったら「好き」は消えるらしい。そっから先でも愛せるかどうか、だと。
沖縄に理想の家をつくった演出家、羨ましい。
アンガールズがiPod買ってた。
そういえば赤瀬川源平が
人間は完璧でないから完璧な機構を持つカメラや車に憧れる
とか言ってた。
親友かい君の携帯サイトのオフ会に行ってきました。
オフ会とは名ばかりで彼の友達しかいなかった気もするけど、
わんさか知らない人ばかりで(九割男)とても楽しかったです。
かい君は、奴自身が作品であるというか、感情のほとばしり方が他の人にはない飛翔っぷりで、
そんな彼に魅力を感じた野郎ども(一割女)がいっぱいいるから盛況なオフ会になったんでしょう。
それにしてもオールであんなに馬鹿騒ぎをしたのは久しぶりです。
ダンデライオンを歌ったのも久しぶりです。気持ちよかった。
いっぱい写真をとったけど、ほとんど公開はできないような愛すべき画像ばかりだったような。
でも一枚ちょっと これは というのが撮れたので本人の許可が撮れたらHPに載せたいです。
名古屋に行っても変わらず会えるさ。
デジタル一眼で撮った画像を載せてみました。
まだまだ手足になってない感じですが、すんごく楽しいです。ほほ。
全然関係ないけど、
うちの両親が経営してる絵画教室の話。
三階建てなんですね、梅沢家は。
それで一階の床はコンクリートで打ちっぱなしてあって壁は木目。
普段、一階は教室として使われていて休日なんかは子供がわんさかクレヨンまみれ。
年配の方とかもいて、
主婦やらジャズピアニストやらトライアストロンの選手やら、
それはもう色んな人がいる教室です。
僕が生まれるけっこう前から教室はあったらしい。
クレヨンまみれだった女の子の生徒が、今では女子美を受験していたりするから、
驚きます。
全然関係ないけど、高校の時からきいていたラジオが今日終わってしまいました。
透き通るような声で親しくって落ち着いて素敵でした。
ラジオって人と距離が近くて好きです。
リクエストされた曲を生で歌ってたりして、よかったなあ。
さよならバーチャルアドベンチャー。
ぐだぐだネット巡回を朝五時までやってしまう生活が続いていて
今日もそんなんで眠たい目をこすりつつ朝日とともに就寝しようとしたら親友からメール。
電話をかける。
二時間くらい話す。
色々と話す。
近況報告、
相談、
、
恋、
新興宗教にはいってる人が皆似たような顔をしている事は
オタクが皆似たような顔をしている事に類似しているという件、
オフ会の件、
過去が絶対変わらないことに対する怒りとかあきらめ、
「とにかくみんな大変なんだ」、
モテる人ってなんで本当にモテるんだろう、
会おう会おう会おう、
色々と話す。
お昼は上野へ。
ジョルジュラトゥール展を見てきましたが、
印象に残ったのはむしろ同時に行われてた常設展でした。
国立西洋美術館ってすごいんですね所蔵。
立体的な視点はあまり持ってないと今まで自覚してたんですが
ロダンの彫刻には圧倒されました。
ブロンズに人間以上の存在感があるような。
ジョアン・ミロの「絵画」にもやられました。
ただただ赤が素敵でした。
良い天気の日に買ったばかりの一眼を持ち歩くのって幸せです。
FF9を今日クリアしました。
というか昨日今日ゲームしかしてなかったような。
やりこんでやりこんでやりこみ終えた後でラスボスっ
ていう流れが好きです。
FF9は色々とアラもあり消化不良なところもあり
くさいところもありな内容だと言う人も多いけど
生きる希望とか死ぬこわさとか、
そういうテーマに正面から挑んでいる主人公や黒魔道士が素直に心に響きました。。
ああ、やっぱりファイナルファンタジーはいいなあ。
ゲームがどんどん映画に近いクオリティになっていくわけだけど、
プレイヤーがボタンを押して話が進んでいる限りそれはゲームなんだと思います。かろうじて。
自分がボタンを押し続けて育てたキャラクターが、
運命にあらがいながらも前に進んでいくって、映画にはないダイナミズムだ。
しかし、80時間もやってたのか…
雨だけど外に出ました。
カフェと映画とカメラが目的。
下高井戸のカフェはちっこくて素敵でした。
男だが敢えて言いたいかわいいと。
映画はトニー滝谷。
http://www.eurospace.co.jp/detail.cgi?idreq=dtl1103518288
微妙に昨日の日記とつながってますね。
春樹原作だけど、原作読んでないけど、よかった。かなしくて。
平行移動なカメラのアングルときっちりしたつくりと。
まあそんなんはいいんです、大切な人を亡くした喪失感はこうだと思いました。
そんな事考えただけで全部放り投げたくなるけど。
うがーって。
この映画では素直に受け止められた。しっとりとかなしくなりました。
あああ、亡くしたくない。色々。
お昼頃にちょっと東大に行ってきました。
つってもまあ安田講堂を見に行ったわけではなく、
東大の中にある総合研究博物館で
「メディアとしての建築──ピラネージからEXPO'70まで」展
というのがやっててそれを二人で見てきました。
それも建築が目的なわけではなく、ピラネージが目的です。
ピラネージってすごいんです。
古代ローマの建築を銅版画で残したりした人なんですが、
その銅版画が、すばらしい。
今日実際目にしてよかった。
うちのめされてよかった。
石つくりの支柱や大理石の壁面、人物や馬の質感が
すべて「線」で描かれているのだけど、もう、なんか、なんだこの線は。
強弱だけで、無限じゃないか。奥行きとか特に無限だ。宇宙宇宙。
ちょっと自分のペン画について考えさせられました。
次元を越えたい。
多摩川へ行ってきました。
正確には多摩川沿いにあるart & river bankというギャラリーでやってる写真展を見に行ってきました。
川沿いにある建物というより海沿いにある民宿といった風貌で、
その二階にギャラリーはあったのですが、学習塾やオフィスの中にまぎれていて不思議な印象でした。
生活の中にまぎれているというか。
道路を挟んで多摩川が一望できて、なんだかとてもいい気分にさせられました。
いい天気だったから堤防近くで水辺を眺めたり、
寝そべったり、
Tシャツ一枚で泳ぐ太った高校生を観察したりして、
まとろみました。
多摩川っていいところですね。
一眼を買ったらまた来たいです。
そして今日は花粉がすごかったですね。
薬の効果もむなしく、悲しくもないのに涙をじくじく流しました。
高校一年生の時につくった作品を撮影しました。
windows zero は今見ると恐ろしく恥ずかしいです。
今では必ず使う事を避けるような言葉とかを平気で使うというか。あの頃の自分には何が見えていたんだろう。
とりあえず服とかニュースとかデザインとか音楽とか女の子とか受験とか新宿とかは見えてなかった。
細かく描くことだけは変わってないんだけど。
今日、全国絵画公募展伊豆美に行ってきました。
http://www3.tokai.or.jp/itokaikan/izubi.htm
ゆきと描いた「ロリータコンスララクション」は、賞候補でした。
入選したらいいだろうくらいに思ってたから最初知ったとき
ちょっと驚いたんですが、でも賞候補かあ とちょっとくやしくなったり。
なにはともあれ伊豆です。海です。
公開審査行けなかったから、なんか招待されただけでも嬉しい。
二人を代表して、電車で三時間揺られて行ってきました。
十時から審査委員長の林紀一郎さんが作品の講評をしてくれたらしいのだけど、
着いたのは十一時前…
海に流れる川沿いを走って会場に向かってるとき無性に悲しかったです。
それでも後で呼び止めたらちゃんと講評してくれました。ありがとうございました。
思いのほかペン画で黒単色だったのが好評だったようです。
「この調子でどんどん頑張れ」みたいな事をおっしゃってくださった。
来年は一人で、もっと大きなやつを出してみよう。
実行委員のお兄さんとか知らないおばちゃんとかに
この絵好きだよといわれたのが嬉しかった。出してよかったなあ。
大賞の作品は個人的には「無難だなあ」と思ったのですが、
優秀賞の絵はまさに優秀賞でした。
「窓際」というタイトルで、
あどけない女の子が、光の差す窓際に大きなぬいぐるみをかかえて立っている。
それだけなんだけど、言葉を割り込ませるのが野暮に思えるくらいしっかりと描かれている。
カーテンの柔らかさとか、全体の光を受けているぼんやりした調子とか、
やさしそうで無邪気そうな手とか、当たり前に丁寧に筆が重ねられていて、
どの作品より説得力がある。
いやあたいしたもんだと思って講評聞いてたら、
なんか絵描いた本人が見当たらない。
あれっと思ったら制服着てる子で、高2の女の子でした。
ぶったまげた…色々。
この絵にたどり着くまでにこの子はどんだけ枚数をかさねたんだ。
あの、大人とか子供とかの概念を飛び越えた柔らかい完成した画風は
これからどんだけ成長するんだ…恐ろしい。とりあえず来年も出すぞ。
でその後懇談会というか会食パーティーというのがあって、
主婦やりながら佳作をとった方とか、
公務員やめた後絵を始めたおばちゃんとかとはなしました。
「窓際」のモデルになった女の子もいて、作者の妹らしい。
人なつっこく笑いながらも、人をよく見ているような子で、
映画の役者にしたらけっこうよさそうな。
あの絵は、この子の魅力をひきだしてるんだなあ。
ちょっと仲良くなったのでお姉ちゃんのスケッチブックを見せてもらった。
結局そのスケッチブックを見れたことが今日一番の収穫だった。
三冊分くらいあるんだろうか、たいした量でちゃんとした紙に描いたのも
ノートに描いたのもあって、一つ一つちゃんとファイリングされてまとめてある。
ああ、絵を描くの好きなんだってすごく伝わってくる。
落書きなんだろうけど、これまたとんでもなくうまい。
描いてるもののモチーフがおもしろくって、
FF7とか10とか、テイルズとか、パラサイトイブとか、メタルギアとかのゲームのキャラなのだ。
なんか知ってるのが多くて現代的な親近感を感じた。
ゲームのキャラを描くって感覚、すごくわかる。
下は高校生から上はおじいちゃんまで。
バラエティに富んだ公募だった。。
作品の内容も種類も色んなのがあって、
審査の基準が絵の魅力の根本的なところにあって、旨い下手で決めてないあたりが、
これだけ多くの人が毎年出品している理由なのだと思う。
できれば毎年だして、あわよくばいつか賞をもらいたいな。
そしてあわよくば百万で豪遊を。
帰り際に林紀一郎先生と握手しました。
大山さんの個展にまたいってきました。今度は浪人仲間三人で。
二回みるとまた発見がありますね。
友人の感受性豊かな反応に驚かされました。
それを見たくて誘ったのだけど。
帰りにカメラをまたみる。
けどデジルックス2は身分違いの恋だと最近思うようになりました。
ルックスとかお金とか長い付き合いになる事とかを考えたら、
やっぱり違うんです。
気持ちを切り替えて一眼レフを買うことにします。それもまた悩むのだけど。
でもいつか買うぞ。
今日初めて写真以外の「イメージ」をアップしました。
ペイントで描いたのと大学ノートに描いたやつです。
絵を描くタイミングっていうのは
やる気とかバイオリズムとか筆のノリとか花粉とか色々なものが関係して、
描いてて楽しい時もあればちっともくだらない時もあればで、
描きたい時に描くタイミングがつかめない時なんかは自分の精神に逆切れしそうになるんだけど、
今けっこういい時です。
線を無意識で追うのが極上の喜びです。
頑張って「作品」にします。
ビレヴァン立ち読み。
駕籠真太郎の漫画をはじめて一冊読んだ。
思ったよりちゃんと話の筋があるんだなあ。
普通に楽しく読めた。題名は忘れたけど江戸っぽかった。
内臓風呂に入る時の、姫の恍惚とした表情はこの人にしか描けないんだろう。
表紙と噂だけは随分前から知ってたけど読んでなかった、田中圭一の「神罰」も読んだ。
局部君とか、壮絶に馬鹿だ。絶対この世になくてもいい。でもめずらしく笑いをこらえるのに必死になれた。
こんな趣味だって思われたら引かれるんだろうか。
B4パネルを帰りに買う。
カメラのフードも買う。
こんどこそちゃんと風邪が治ってきたみたいです。
コーヒーフィルターを買ったり
ビレッジヴァンガードで漫画太郎を立ち読みしたり。
外に出れるっていい。楽しいな。
ここ二日くらいらくがきが楽しい。
色のついたペン画にとりくむ気になってきた。
ふつふつと。
昨日、個展を見に銀座へ行ってきました。
大山結子さんという多摩美の学生の方の個展だったのですが、
この方が以前同大学のコンペで作品を出してるのを見て、思うところあって行く事にしたのです。
その作品は、大山さんが欝病のため服用し続けてきた薬のシートを
だーっと並べて展示するというものでした。
量として敷布団1、5人くらいの闘病の痕跡はなかなか壮観で、
言葉や態度で示す病気の辛さよりも説得力があり、
緑やオレンジや銀のアルミ箔が敷き詰められてる様は、
一見抽象的なテキスタイル作品のようにきれいでもあり、見るだけでも驚かされます。
でコンペは去年だったのですが、その頃僕の母も欝だったのでよけい印象に残ったんですね。
母の場合、もう本当あきれるくらい生きる事に怠惰を感じてしまっていて、
いつもは明るくておせっかいだっただけあって当時の僕はけっこう見ているだけでつらかった。
夜は、寝ている母が少しでも睡眠に集中できるように足音に気を使ったりとか、
そういうのがいちいち悲しくさせるというか。
でも大山さんは同じ欝なのにそれを作品に昇華させてるんですよね。
母は頑張れという言葉が禁句みたいな精神状態だったけど、
一方でいわゆる「健康な」人よりも頑張ってる欝の人がいる事実は
当時の僕にかなり衝撃でした。
しっかりノートに感想と住所を書いたので、うちに個展のDMが届いたのです。
母は父の献身的な看病のおかげで最近ではすっかり元気になりました。
という事で昨日、銀座でやってる大山結子さんの個展を母と見に行くことになったわけです。
個展は銀座通りから少しはずれたビルの地下で行われていて、
去年コンペで出していた錠剤のシートの作品と他一作品が展示されていました。
錠剤の作品は「勲章」という名で個展の名称にもなっており、
コンペの時は布団と一緒に床に敷いてあったのですが、
今回は四角くふちどられたかたちで壁にいっぱい貼り付けてありました。
こっちのほうが作品っぽい感じとストイックさが増していいなあと思ったり。
大山さんに初めて会ったのですが、明るくて綺麗な方でした。
学年が一年しか変わらないのに随分大人っぽいなあと思ったら、
今の大学は三つ目らしいです。
母とはやはり同じ欝経験者として共感できるところがあるらしく、
色々話せていたみたいです。
大山さんははっきりと明るくしゃべる。
作品の意図、欝病について、記憶喪失について乖離性同一障害について。
また「勲章」でないもう一方の作品では、幼児期のトラウマや、
病気の原因になったであろう自分の環境について言葉で直接表現している。
普通なら他人に気安く語れないような深刻な自分の問題をどんどん伝えようとしている。
なんでもない会話すら苦痛である欝病にあって、これだけ表現しようという姿勢は
尋常ではないパワーだと思う。
大山さんは明るくしゃべるがそれは快活で清清しくしゃべるというよりは、
自分の中にあるどうしようもなく暗いものをなんとか表現しなくちゃという必死さを感じさせ、
いたいたしくもあった。
なにより僕はそこに感動した。
その、表現しなきゃという彼女の姿勢に強さと美しさを感じた。おおげさにでなく、ほんとに。
今回は新作も発表する予定だったが、それがちょっと過激な内容だったので
今はまだよくないと医者に止められたらしい。
次の展示では見れるといいなあ。
あと、いつもは先輩や先生のお誘いでオープニングパーティに行ってたのだけど、
今回初めて知らない人しかいないものに参加しました。
こういうのもいいですね。
結局昨日は風邪のため行けませんでした、伊豆。
全国絵画公募展に出したロリータコンストラクションの、
その公開審査会があったんです、昨日。
相棒が今ミラノにいるから、制作者の一人として絶対行こう
と思ってたのだけだ、駄目でした。
五時半起き→伊豆 はこの体にきつすぎる。
はあ、なにやってんだ俺は。
久里洋二に審査されてるのこの目で確認したかった。
風邪が憎い。
仕方ないから十一日からの一般展示を見に行くことにしました。興味のある方は来てみてください、伊豆へ。
これから銀座へ行ってます。
医者に行かずじまい…
久しぶりに外にでて、前から欲しかった春物のジャケットを買いました。。
でも久しぶりで疲れました。
明日は伊豆に行きます。
暇で暇で。
療養するしかないんですもん。
今日はiPodでずっと遊んでました。
親指一本で操作できるってすばらしいな。
布団の中でもらくらくです。
坂本真綾の「DIVE」で泣く。
DDRの初期の選曲がいい。いい。横になりながらリズミカル。
あと罪と罰の続きを読む。
ソーニャって美人の印象があったけど違うのか。
友達の話で、
インフルエンザは眠ってるだけじゃ悪化する一方だとききました。
やばい、まさに今の自分。
というかなんで医者に行くという発想がなかったのだろう。
明日行きます。
少し、悪化しました。
鼻をかむたびに血がでる。ティッシュひとはこ使いました。
体がつらいのもあるけど、外に出れないのがいちばんつらい。
仕方ないからFF9やってます。もうレベル50だ。
グルグ火山のBGMがFF1のリミックス調なのが少しうれしかった。
毎年この時期からだの調子が狂うのわかってるのに狂っちゃうのはなんでだろう。
毎年この時期に誰かが「気をつけろ」って言ってくれてもだめなんだろうなあ。
だるいわりにはよく眠れず、AM3:00に起きました。
外、雪降ってるし。
風邪がよくなってきたみたいです。花粉症だけが残りました。
梅ラボの引越しも完了しました。できたばっかりなのに、アドレスかえてごめんなさい。
先のことも考えてつくんなきゃだめですね。うん。
治った足でついに「おおきくふりかぶって」を買いました。読みました。
いやあ、あつい。中身が濃い。野球漫画で衝動買いしたのは初めてです。
投手と捕手が信頼したり嫉妬したりで恋愛関係みたいだ。
そういえばあだち充の漫画で誰かが甲子園は大恋愛だって言ってたなあ。
あと衛藤ヒロユキの本も買いました。中古で。
昔のドラクエ四コマや古い絵が載ってて個人的にすんごくおもしろかった。
寒い中踏切でまっていたからなのか。風邪悪化しました。
風邪が治り次第サーバをかえる準備にとりかかります。
いまの状態だと限界容量が20MBで梅ラボは19MBくらい使ってしまってるので
ろくに更新もできないのです。
メールをくれた人がいて、
作品だけ見てもわからない頭の中や考え方がわかって、そういうところがいいと言ってくれました。
梅ラボは自分の頭の中をちょっと見せたくて作ってるので、そういう事言われるとうれしいです。
頭の中=研究室、実験室? むずかしいな
午後ちょっと体調がよくなったので友達の誕生日パーティに行きました。
例の鷹の台近くに住んでる可愛い子の家でやりました。
やっぱり仲の良い友達と話すと気持ちが晴れるというか、元気になった気がしますね。
ケーキとケンタッキーで随分元気を得ました。
また漫画は買えませんでした。
関係ないけど梅ラボは住所が変わりそうです。できたばっかりなのに…
東京都写真美術館の文化庁メディア芸術祭に今年も行ってきました。
そのボリュームにただ圧倒されます。いつも。
メディアの境界線を突破せんとする様々のメディアからなる素敵な作品たちを膨大に見せ付けられると、
鼓舞され焦らされるというよりむしろそのインフレが心地よいです。
全部おもしろかったなあ…それでは感想にならないのだけど、全部おもしろい。会期中にもっかい行こう。
かなりグロリアルなOIOはやはり衝撃でした。音がないほうが、いいような。
あと紙のラインの美しさを追ったような?CG映像作品も印象に残った。指先が切れてしまいそうな。
まだ把握しきれてない。やっぱもっかい行こう。
でも何に一番感動したかって漫画でした。やっぱり。
漫画部門の推薦作品に「おおきくふりかぶって」があったんです。ひぐちアサの。
おもしろいと噂には聞いてたけど、うわこれおもしろい。
会場には座り読みブースがあって、そこでまだ一巻しか読んでないんだけど、はまりました。きっと買います。
三橋君を筆頭に、馬鹿なくらいキャラがたってる。しかもそれがストーリーに遺憾なく生きている。
百枝監督が選手の成長する様に快感を感じる場面が読み手の感情とシンクロして異常に気持ちいい。
こりゃいい青春野球漫画ですよ。今日は結局これにいちばんゾクゾクしたなあ…
と思ってたら帰りの大宮駅のニューデイズでさらに素敵な出会いをした。
別冊ヤングマガジンの読みきりで「バックパッカー」足立和則。
こっちはサッカー漫画で、そらが可愛いからなんとなく読んでたらすごくいい話でした。
丁寧な描き方といい、タイトルといい、文句の言いたくない漫画でした。
別冊ヤンマガ自体はいろんな意味で駄目と思うのだけど、この一話のために買ってしまった。
いい漫画をみると、鼓舞され焦る。すごくムズムズする。
午前中作品を撮り直しました。
結果ファイル数が増えてサーバーの上限量を早くも超えそうです。
つくってそうそうアドレスが変わったらごめんなさい。なんとか持ちこたえます。
手描き風のTOPを気に入ってくれる人がいて何よりです。楽しいなあ。
今日は東京都写真美術館のOTAKU展を見てきましたよ。
なんだかオタクだったなあ。オタク、OTAKU、日本人と外人のおたくに対する認識は違えど、
ぼくらからみればおたくは日常茶飯事なもので、あまり新鮮には感じなかったような。
侘びや寂びは萌えやぷにに通じるのだろうかとか、馬鹿馬鹿しいけどそういうの好きだ。
公開です。まだ直したいところはあるのだけど、とりあえず。
掲示板とかも考えてます。イメージは画像以外にも何かのせたいなあ。
埼玉近代美術館で「椅子のデザイン」を見てきました。
ちょいと椅子でも見てみるかって感じで行ったんですが、
これがけっこうおもしろかったです。
展示を見に行くというより素敵なインテリアの店を覗くような感覚でした。
やっぱり実際座れるとじぶんとの距離が近いというか、
毎日使いたくなるから楽しい。
館内にあるパスタ屋さんもかなりよかったです。
茄子とトマトソースとコーヒーですっかり良い時間を手に入れてしまいました。
ちゃんとしたお店のコーヒーはゆったりした時間も買えるからとても旨いです。
休日のコーヒーのようです。
帰りに大宮のロフト内で新しい定期入れとリラックスを買ってしまった。
ヴィレッジヴァンガードで売ってる本はだいたい立ち読みで満足させるのだけど、
三月号のリラックスはICOの生みの親とマリオの生みの親が載っていたから
もうどうしようもなく買ってしまった。
最近どうしようもなく買いたいものが多い。
アニメーション特集の美術手帳もきっと買う。
ステラタウンにいってきました。
近所にある大型ショッピングモールです。
行こう行こうと思っていてなかなか行けなかったってやつで、
ちょっと行ってみたらもうやばい。
ほしい物がわんさかありました。
小物や服がこんなに欲しくなる気持ちは、
生活とか人生とかをすっごく豊かにしてる気がする。
今日は携帯スピーカーと折りたたみバックですんだけど、
靴と上着が欲しくてたまらない。
金か…
自分の能力を生かしたバイトを、本気で探す時期なのかも。
それとは別に、生活のリズムを崩すほどHTML作業にも没頭してます。
一日おきに展示を見に行こう、うん。
とりあえずICCだ。
誕生日を機に、ホームページつくりをはじめました。
まだこの時点では日記以外のコンテンツが皆無なんですが…
徐々につくっていこうと思います。