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地方
急展開! 埼玉県立図書館で「台湾」表示を導入決定
2012.3.14 12:44
埼玉県立浦和図書館(さいたま市浦和区)など多くの公立図書館で、台湾に関連する書籍が「中国」と表示された書架のスペースに並べられている問題で、県教育局が浦和、熊谷、久喜の県立図書館で新たに「台湾」という分類表示を導入することが13日、分かった。
台湾の本を「中国」と表記したスペースに並べることは、「日本十進分類法」という図書分類法に従ったものだが、政府は台湾を中国の領土の一部とは認識しておらず、識者は「台湾が中国領だという誤解を招き、親日家の多い台湾人に失礼」と批判している。
県議会でも、鈴木正人氏(刷新の会)が2月27日の代表質問で上田清司知事に見解を求め、上田知事は「在日外国人が図書館で調べ物をしたときのプライドも考えたい。何かいい方法が埼玉独自にできないか」と述べていた。
県の担当者は「これまでの図書館の対応には問題はなかったが、知事の意向も踏まえて導入することにした。確かにこの方が分かりやすくなる」と説明。浦和図書館では9日から新しい分類表示を開始した。
県外では、東京都荒川区の区立図書館が区議からの指摘を受け、2月末に導入している。
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