車やバイク、部屋のインテリアなど、男は趣味や興味あるものに凝り始めると他のものに目を向けずに熱中してしまいがち…。でも、こうした“男のこだわり”って女性に理解されないことも多いですよね。ときには、理解されるどころかドン引きされたりマイナスの印象を与えてしまうことも。でも、同様に女性がなにかに凝ったりしても、男性は多少呆れることはあっても、そこまで引いたり嫌悪感を抱くことってあまりないような。そもそも、男のこだわりを女性が嫌う傾向にあるのはどうしてなのでしょうか?
「男性は、女性が自分の知らない一面を持っていても、そこまで気にならないものです。しかし女性にとって、ジャンルの違う趣味やこだわりは“理解できない”と感じ、ネガティブに捉えてしまうのです。例えば、スイーツ系男子が女性に受け入れられたのは、甘い物を食べるという女性の多くが好きなことを男性も好きだという“共有感”があったためと考えられます」(恋愛コラムニスト・五百田達成さん)
つまり、“共有感”を持てるものであれば、許容できる…というわけですね。では、共感できないNGなものの特徴とは?
「1つは体のラインを強調した、マニアックなアニメのフィギュアやグラビアアイドルの写真集など、性的な趣味は女性に理解されないためアウトでしょう。一方、スパイダーマンなどのアメコミやウルトラマンのようなヒーロー系のフィギュアは、女性でも分かるため、比較的受け入れられやすいです。
次に、女性は収集癖(コンプリート欲求)があるこだわりを苦手とします。男性の多くは、幼い頃に遊戯王カードやビックリマンチョコのシールなどを集めて遊んでいたように、収集することに楽しみを感じるものです。しかし、女性は1つの物を手に入れると満足する傾向があり、それがあまり理解できません。そのため、仮に女性でも分かるアメコミのフィギュアだったとしても、男性の部屋に初めて行ったときにずらーっとならんでいたら女性はきっと戸惑ってしまうでしょう」(同)
たしかに、コンプリートすること自体がステータスに感じることは自分もあります! 他にはどんなものが、NGになりやすい?
「成金主義に見えるものも女性は苦手。高級ブランドの時計を複数持っていたり、ビンテージもののワインなどを見せびらかすように持っていたら、女性は悪趣味に感じてしまうでしょう」(同)
でも、これらを嫌う理由を覆せるくらい大きな価値観が女性にあるそうで…。
「以上の趣味でも、趣味が高じて仕事になっていたり、仕事に関連しているもの(手帳やネクタイ)であれば女性は納得しやすいです。極端な話、男性がお金にならない趣味・道楽に労力を費やしているのが無駄に思えてしまうわけです。女性はそのへんがとてもシビアで現実的なので、非生産的なものにこだわることはマイナスに感じる傾向にあります」(同)
…なんとも手厳しい意見ですね。しかし、男性のこだわりを女性に受け入れてもらう秘訣はないものなの?
「こだわりはやみくもにひけらかすのではなく、女性が関心を寄せてきたときに、さりげなく見せることで、知性や人間性の深さ、意外な一面として好感度が上がる要素になります。逆に、いくらセンスが良いこだわりだとしても、理屈やうんちくを語ったり、相手にそれを押し付けると器量の乏しさをアピールしてしまうので注意しましょう」(同)
つい趣味やこだわりに関して語りたくなってしまうクセは、自分も胸が痛いところ…。では、女性がもしこだわりの強い男性を好きになってしまったら、どんな風に付き合えばいい?
「男性がうんちくを語り出したら、小学生が家に帰ってきて学校で起きた出来事を夢中で話すのを、優しく聞いてあげる母のようなおおらかな気持ちで、『はいはい』『すごいわね』と聞いてあげると上手くいくでしょうね。今回のようにそもそも男性と女性で性質が違うということを理解して、下手に口出しするのではなくある意味放っておくことも大切だといえます」(同)
なるほど。彼のこだわりの強さにウンザリしてしまっている人は、参考にしてみてくださいね。男性読者の人は女性の本音を理解して、こだわりをあからさまに見せるのは絶対に控えましょうね!(冨手公嘉/verb)(識者プロフィール)
五百田達成(いおた たつなり)/コラムニスト・カウンセラー。「恋と仕事のキャリア
カフェ」主宰。恋愛バラエティ「私の何がイケないの?」(TBS)レギュラー出演中。最
新刊「一瞬で幸せ本能がめざめる 心のゆるめかた」(中経出版)
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「男性は、女性が自分の知らない一面を持っていても、そこまで気にならないものです。しかし女性にとって、ジャンルの違う趣味やこだわりは“理解できない”と感じ、ネガティブに捉えてしまうのです。例えば、スイーツ系男子が女性に受け入れられたのは、甘い物を食べるという女性の多くが好きなことを男性も好きだという“共有感”があったためと考えられます」(恋愛コラムニスト・五百田達成さん)
つまり、“共有感”を持てるものであれば、許容できる…というわけですね。では、共感できないNGなものの特徴とは?
「1つは体のラインを強調した、マニアックなアニメのフィギュアやグラビアアイドルの写真集など、性的な趣味は女性に理解されないためアウトでしょう。一方、スパイダーマンなどのアメコミやウルトラマンのようなヒーロー系のフィギュアは、女性でも分かるため、比較的受け入れられやすいです。
次に、女性は収集癖(コンプリート欲求)があるこだわりを苦手とします。男性の多くは、幼い頃に遊戯王カードやビックリマンチョコのシールなどを集めて遊んでいたように、収集することに楽しみを感じるものです。しかし、女性は1つの物を手に入れると満足する傾向があり、それがあまり理解できません。そのため、仮に女性でも分かるアメコミのフィギュアだったとしても、男性の部屋に初めて行ったときにずらーっとならんでいたら女性はきっと戸惑ってしまうでしょう」(同)
たしかに、コンプリートすること自体がステータスに感じることは自分もあります! 他にはどんなものが、NGになりやすい?
「成金主義に見えるものも女性は苦手。高級ブランドの時計を複数持っていたり、ビンテージもののワインなどを見せびらかすように持っていたら、女性は悪趣味に感じてしまうでしょう」(同)
でも、これらを嫌う理由を覆せるくらい大きな価値観が女性にあるそうで…。
「以上の趣味でも、趣味が高じて仕事になっていたり、仕事に関連しているもの(手帳やネクタイ)であれば女性は納得しやすいです。極端な話、男性がお金にならない趣味・道楽に労力を費やしているのが無駄に思えてしまうわけです。女性はそのへんがとてもシビアで現実的なので、非生産的なものにこだわることはマイナスに感じる傾向にあります」(同)
…なんとも手厳しい意見ですね。しかし、男性のこだわりを女性に受け入れてもらう秘訣はないものなの?
「こだわりはやみくもにひけらかすのではなく、女性が関心を寄せてきたときに、さりげなく見せることで、知性や人間性の深さ、意外な一面として好感度が上がる要素になります。逆に、いくらセンスが良いこだわりだとしても、理屈やうんちくを語ったり、相手にそれを押し付けると器量の乏しさをアピールしてしまうので注意しましょう」(同)
つい趣味やこだわりに関して語りたくなってしまうクセは、自分も胸が痛いところ…。では、女性がもしこだわりの強い男性を好きになってしまったら、どんな風に付き合えばいい?
「男性がうんちくを語り出したら、小学生が家に帰ってきて学校で起きた出来事を夢中で話すのを、優しく聞いてあげる母のようなおおらかな気持ちで、『はいはい』『すごいわね』と聞いてあげると上手くいくでしょうね。今回のようにそもそも男性と女性で性質が違うということを理解して、下手に口出しするのではなくある意味放っておくことも大切だといえます」(同)
なるほど。彼のこだわりの強さにウンザリしてしまっている人は、参考にしてみてくださいね。男性読者の人は女性の本音を理解して、こだわりをあからさまに見せるのは絶対に控えましょうね!(冨手公嘉/verb)(識者プロフィール)
五百田達成(いおた たつなり)/コラムニスト・カウンセラー。「恋と仕事のキャリア
カフェ」主宰。恋愛バラエティ「私の何がイケないの?」(TBS)レギュラー出演中。最
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