13日、プロバスケットボールbjリーグの大阪エヴェッサに所属する米国人選手、リン・ワシントン容疑者(33)が乾燥大麻を密輸した容疑で逮捕された事件。同日、大阪市内で記者会見を開いた大阪の磯村英孝GM(ゼネラルマネジャー)は、14日以降にワシントン以外の所属13選手に対して、聞き取り調査と尿検査を実施し、リーグに報告することを明らかにした。ただ、磯村GMはチーム全体が関与していないかを問われると、「ないと思う」と答えた。
一方で、逮捕以前からワシントンが任意で事情聴取されていたことを認識していたといい、磯村GMは「本人から『潔白である』というサインももらっているので、ずっと信じていた。今も信じるしかない」と話した。契約解除などの処分についても「今の時点では何とも言えない」としている。
ワシントンはリーグ当初から大阪を支えてきた選手で、昨年10月にはリーグ史上初となる個人通算5000得点も達成。主将も務めるチームの大黒柱だった。大阪は17日の島根スサノオマジックとの試合には出場する予定。【藤田健志】
毎日新聞 2012年3月13日 21時39分(最終更新 3月14日 1時58分)