ｂｊ米選手、過去にも大麻密輸か…医療用販売店に出資

　プロバスケットボール・ｂｊリーグ「大阪エヴェッサ」の米国人選手リン・ワシントン容疑者（３３）（逮捕）夫婦が大麻を密輸入したとされる事件で、妻のダナ容疑者（３２）（同）が大阪府警の調べに、「夫は米・カリフォルニア州の医療用大麻販売店に出資している」と供述していることがわかった。２人の自宅には過去４回、今回と同様に同州から国際郵便が届いており、府警は過去にも密輸をした疑いがあるとみて調べる。

　２人は乾燥大麻約１キロ（末端価格約６００万円）を密輸したとして逮捕されたが、「心当たりがない」などと否認している。

　捜査関係者によると、ワシントン容疑者は、医療用大麻販売店の経営にも関与しているという。一方、大阪市港区の２人の自宅には２０１０年６月〜１１年９月に８回、食品などとして国際郵便が届き、うち４回は同州からの荷物だった。また府警が２人のメールを調べたところ、以前にも密輸の経験があることをうかがわせる記述があったという。

　大阪エヴェッサを運営する「ヒューマンスポーツエンタテインメント」の磯村英孝代表は１３日夜に記者会見し、「ファンに心配をかけ申し訳ない」と謝罪した。