元同僚、起訴内容認める 女性薬剤師殺害で初公判
京都新聞 3月13日(火)23時39分配信
京都市左京区の調剤薬局で昨年3月、管理薬剤師松本千鶴さん=当時(36)=が殺害された事件で、殺人罪に問われた元同僚の無職堤貴顕被告(31)=左京区=の裁判員裁判の初公判が13日、京都地裁(笹野明義裁判長)であった。堤被告は起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、恋愛感情を抱いていた女性との関係が途絶えるなどして自暴自棄となり「誰でもいいから殺そうと考えた」と指摘。弁護側は女性と疎遠になった過去などを松本さんに投影し「また見捨てられると考えた。恐れや怒りから殺害した」と述べた。
検察側被告人質問で堤被告は「恨みはなかった」と話し、事件前に別の同僚を殺そうとしたが「タートルネックだったからやめた。首が見えていたら殺していた」と語った。動機は答えず、弁護側質問にも一切応じなかった。遺族の代理人弁護士に反省や謝罪の意思を問われると「黙秘します」と繰り返した。
起訴状では、堤被告は昨年3月12日午後5時半ごろ、勤務していた左京区の薬局内で、松本さんの背中や胸を包丁で複数回刺して殺害したとしている。
検察側は冒頭陳述で、恋愛感情を抱いていた女性との関係が途絶えるなどして自暴自棄となり「誰でもいいから殺そうと考えた」と指摘。弁護側は女性と疎遠になった過去などを松本さんに投影し「また見捨てられると考えた。恐れや怒りから殺害した」と述べた。
検察側被告人質問で堤被告は「恨みはなかった」と話し、事件前に別の同僚を殺そうとしたが「タートルネックだったからやめた。首が見えていたら殺していた」と語った。動機は答えず、弁護側質問にも一切応じなかった。遺族の代理人弁護士に反省や謝罪の意思を問われると「黙秘します」と繰り返した。
起訴状では、堤被告は昨年3月12日午後5時半ごろ、勤務していた左京区の薬局内で、松本さんの背中や胸を包丁で複数回刺して殺害したとしている。
最終更新:3月13日(火)23時39分
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