文部科学省は13日、福島第1原子力発電所事故で放出された放射性物質の分布の調査結果を報告書にまとめ、公表した。放射性セシウムの飛散距離は1986年の旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と比べ、8分の1程度だったとした。
報告書によるとチェルノブイリ原発では89年時点で土壌中のセシウム137の濃度が旧ソ連の強制移住対象である1平方メートルあたり148万ベクレルを超えた地域が約250キロ離れた場所にもあった。一方、福島第1原発で同水準の地域は昨年11月時点で、32.5キロメートル離れた福島県浪江町までだった。
福島第1原発から出たプルトニウムやストロンチウムの土壌中の濃度はチェルノブイリ原発に比べて非常に低く、汚染地域の面積の比較は難しいという。
チェルノブイリ原発では原子炉が吹き飛び、上空高くまで放射性物質が舞い上がって広範囲に拡散したとされる。福島第1原発では建屋が爆発したが原子炉は残っているため、飛散範囲に差が出たとみられる。
福島第1原子力発電所、チェルノブイリ、チェルノブイリ原発
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