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食品の放射性物質 検査強化へ

3月13日 4時37分

食品の放射性物質 検査強化へ
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食品に含まれる放射性セシウムの基準が来月から大幅に厳しくなるのに合わせ、厚生労働省は、各自治体が行う検査を強化し、これまでに基準を超えたことのある食品については複数の検体を調べるなど、検査のガイドラインを見直すことになりました。

食品に含まれる放射性セシウムの基準値は、野菜や米などの「一般食品」は現在の暫定基準値の5分の1に当たる1キログラム当たり100ベクレルなどと、来月から大幅に厳しくなります。
これに合わせて厚生労働省は、各自治体が行う検査を強化しようと、ガイドラインを見直すことになりました。
具体的には、これまでに放射性セシウムが100ベクレル以上検出された野菜や果物などについては、その半分の50ベクレルを検出した市町村ごとに3検体以上の検査を週に1度行うとしています。
複数の食品が出荷停止となった福島・宮城・茨城・栃木・群馬・千葉の6つの県については50ベクレルを超えていない地域でも食品によっては検査を行うよう求めています。
また、水産物については福島とその周辺の5つの県でこれまでに50ベクレルを超える放射性セシウムが検出されたシラウオやヒラメなど32の種類について検査対象とするとしています。
これを受けて、各自治体は、来月から新たなガイドラインを基に検査を行うことになります。