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ホットスポット対処法まとめる

3月13日 7時44分

ホットスポット対処法まとめる
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千葉県や神奈川県などの空き地や水路で、局所的に放射線量の高いいわゆるホットスポットが相次いで見つかっていることから、環境省は、こうした地点での対処方法についてのガイドラインをまとめました。

原発事故の影響で千葉県や神奈川県、茨城県では放射線量が局所的に毎時1マイクロシーベルトを超えるような地点が相次いで見つかっており、千葉県柏市の空き地では、地面を20センチほど掘り下げたところで、最大、毎時57.5マイクロシーベルトの高い放射線量が測定されました。
ガイドラインは、こうしたホットスポットへの対処方法をまとめたもので、まず、こうした地点を把握する方法として、放射性物質がたまりやすい大量の雨水や排水が集まる雨どいや側溝などで放射線量を測定する必要があるとしています。
特にアスファルトで舗装された大きな駐車場や広い屋根のある建物周辺の側溝や雨水ますは注意して調べる必要があるとしています。
そのうえで、空間線量と土に含まれる放射性物質の濃度を測って汚染の広がりを把握したうえで、住宅地などでは側溝の泥を取り除いたり、水で洗い流したりする除染が必要だとしています。
環境省は「これまで高い放射線量が測定されていない地域でも、局所的に高い地点が存在する可能性はあり、ぜひ、調査をしてみてほしい」と話しています。