新潟県の柏崎刈羽原子力発電所の1号機と7号機について、東京電力が実施した「ストレステスト」の報告書で239か所の誤りが見つかり、枝野経済産業大臣は、東京電力の対応を批判したうえで、ストレステストの国の審査に入る前に、東京電力に対し態勢の見直しを十分に行うよう求める考えを示しました。
原子力安全・保安院によりますと、東京電力がことし1月に提出した柏崎刈羽原発の1号機と7号機で実施した「ストレステスト」の報告書では、これまでに合わせて239か所の誤りが見つかりました。
これについて枝野経済産業大臣は、13日朝の閣議のあとの記者会見で、「これだけの数の誤りが確認されたということは、東京電力の作業の質全体に問題があったと疑念を抱かざるをえない」と述べ、東京電力の対応を批判しました。
そのうえで枝野大臣は、「原子力安全・保安院で、ストレステストの審査に先立ち、再発防止策や態勢の見直しを求め、厳格に確認したい」と述べ、ストレステストの国の審査に入る前に、東京電力に対し態勢の見直しを十分に行うよう求める考えを示しました。
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