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事故当時の閣僚から聞き取り調査

3月12日 22時55分

事故当時の閣僚から聞き取り調査
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東京電力福島第一原子力発電所の事故について、調査・検証を行っている政府の事故調査・検証委員会は12日、記者会見し、ことしに入ってから事故の対応に当たった当時の閣僚などへの聞き取りを行っていることを明らかにしました。

政府の事故調査・検証委員会は、去年12月末に中間報告をまとめたあと、ことし7月下旬までに最終報告をまとめることを目標に調査を続けています。
12日は、9回目となる会議を東京都内で非公開で開き、終了後、畑村洋太郎委員長が記者会見しました。
この中で、ことしに入ってから、当時の海江田経済産業大臣や福山官房副長官など、事故の対応に関わった閣僚や政権幹部8人の聞き取りを行ったことを明らかにしました。
一方、当時の菅総理大臣や枝野官房長官の聞き取りはまだ行っていないということです。
また、聞き取りの内容やその様子を公開しないのかという質問に対し、畑村委員長は「聞き取り相手が公開されることを意識すると、話す内容を選んでしまい、きちんとした聞き取りができないので、公開しない形で行っている」と述べ、公開しない考えを改めて示しました。