事件運輸省幹部の車爆破事件 中核派アジトを捜索2012.3.13 19:34

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運輸省幹部の車爆破事件 中核派アジトを捜索

2012.3.13 19:34

 平成12年に運輸省幹部(当時)宅で起きた爆破事件で、警視庁公安部は13日、爆発物取締罰則違反容疑の関係先として、東京都立川市のマンション一室にある過激派・中核派の非公然アジトと京都府内の関係者宅を家宅捜索した。また、捜索を妨害したとして、公務執行妨害の現行犯で、このアジトに住んでいた非公然活動家、永井隆容疑者(63)を逮捕した。

 公安部は、アジトから大型コンピューター、外部を見張るためとみられる双眼鏡、空き缶で製造した書類隠滅のための装置、現金などを発見。これまでに複数の非公然活動家が出入りするのが確認されており、事件や組織の実態解明を進める。

 同部によると、永井容疑者は、調べに対して黙秘している。

 逮捕容疑は、13日午前10時15分ごろ、立川市砂川町の非公然アジトで、捜索令状を示した公安部の捜査員(49)に体当たりするなどして、捜索・差し押さえを妨害したとしている。

 爆破事件は、12年8月に世田谷区奥沢で発生。当時の運輸省幹部の自宅前に駐車していた乗用車が爆破され、自宅ガラスなどが割れた。中核派が犯行声明を出していた。

 中核派の非公然アジト摘発は、全国で11年ぶり。

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