韓国の原発で一時電源喪失 1カ月以上公表せず(03/13 18:37)

 韓国南部の原子力発電所で、一時、すべての外部電源が失われていたことが分かりました。事業者側はこの事故を1カ月以上、公表していませんでした。

 韓国の原子力安全委員会によりますと、韓国南部の釜山市にある古里(コリ)原発1号機で先月、外部電源からの電力供給が止まりました。非常用のディーゼルエンジンも作動せず、復旧するまでの12分間、冷却などに必要なすべての電源が失われました。事故当時、1号機の原子炉は定期点検に合わせて停止していましたが、冷却が必要な状況だったということです。事業者から原子力安全委員会に事故が報告されたのは、発生から1カ月以上たった今月12日で、事態を重くみた韓国政府によって事故の詳しい調査が行われています。

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