'12/3/13
AIJ関連会社がパー券 計80万円、長野の前議員
AIJ投資顧問(東京)が実質的に支配するアイティーエム証券が、
同証券の代表取締役個人から50万円の寄付も受け取っていたほか、後藤前議員は同証券の株式200株、額面で計1千万円分を保有していた。
13日までの共同通信の取材に、長野県諏訪市の事務所は「事実のようだが、額や日時など詳細は分からない」としている。後藤前議員本人からの回答はなかった。
後藤前議員の資金管理団体「藤信会」の政治資金収支報告書などによると、2001年と02年にパーティーの代金としてそれぞれ40万円を受け取っていたほか、00年に同証券の代表取締役から50万円の寄付を受け取っていた。
アイティーエム証券は、AIJの巨額年金資産消失問題では、AIJの指示のもとで、企業年金の資産約2千億円のほぼすべてを英領ケイマン諸島の特定ファンドに投資。05年には測量機器大手ソキアの株に絡む株価操縦事件で、関係先として家宅捜索を受けていた。
後藤前議員は旧大蔵省出身で長野4区から出馬し00年に初当選。09年に落選するまで3期連続で衆院議員を務め、05年には国土交通政務官にも就任した。次期衆院選への立候補を予定している。