■石巻市「がれきは安全」
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2012.03.13 |
広域処理推進
県外にアピール/
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放射能汚染の不安から震災がれきの広域処理が進まない中、石巻市は13日、1次仮置き場のがれきの安全性を県外自治体に対して積極的にアピールする方針を決めた。
同日の市議会環境教育委員会で示した。昨年10月に仮置き場の雲雀野、牡鹿・山鳥で測定した放射線量は毎時0・09マイクロシーベルト、0・13マイクロシーベルトと、いずれも基準値を下回った。
市は「広域処理を進めるには、がれきの安全性のアピールに加え、焼却、最終処分で自助努力している姿勢を示さないといけない」と述べ、クリーンセンターと処分場の活用を検討する考えを示した。
がれきの2次処理を担う県が石巻工業港に設置する焼却施設の見通しについて、市は「仮設焼却炉1基が5月に動きだし、8月に本格稼働する。処理能力は1日当たり300トンで、5基を予定している」と説明した。
2次処理の終了時期に関しては、市は「国の指針では2013年度となっているが、現時点で14年3月までに終わらせるのは難しい」との認識を示した。 |
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