NHK大分県のニュース 大分放送局
がれき搬出時にも独自検査を
東日本大震災で発生したがれきの受け入れに前向きな姿勢を示している大分県の広瀬知事は13日の県議会で、「健康被害や環境汚染を招かないよう県民の安全安心を確保したい」と述べて、がれきを受け入れる場合には、被災地からがれきを運び出す際にも県が独自の検査を行う考えを明らかにしました。
広瀬知事は、東日本大震災で発生したがれきの受け入れに前向きな姿勢を示していて、13日の県議会の一般質問で県民クラブの首藤隆憲議員が現時点での各市町村の対応などをただしました。
これについて広瀬知事は、「震災直後は県内の7つの市と2つの事務組合が災害廃棄物の受け入れをいったん表明したが、その後、放射能汚染の問題があり、現時点で受け入れを表明している市町村は、残念ながらない」と述べました。その上で、広瀬知事は、「受け入れにあたっては、健康被害や環境汚染を招かないよう県民の安全安心を確保しなければならないと考えている。国だけでなく、県と市町村が一体となってがれきを被災地から運び出す際と県内に搬入する際に放射性物質の測定を徹底したい」と述べ、被災地からがれきを運び出す際にも、県が独自の検査を行う考えを明らかにしました。さらに広瀬知事は、「安全確認にあたっては県がしっかりとリーダーシップを発揮し、市町村が安心できる環境づくりに取り組みたい」と述べて、受け入れへの理解を重ねて求めました。
03月13日 21時17分
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