NCC長崎文化放送

イラン情勢の緊迫化で原油価格が高騰しています。県内のレギュラーガソリンの平均価格は去年８月以来７カ月ぶりに１５５円を超えました。
マツハヤ石油長崎支店では一昨日、レギュラーガソリンの価格を１５４円から１５９円に、ハイオクを１６５円から１７０円に値上げしました。
（店長）「原油価格が上がってしまっているのはこちらではどうしようもないので、お客様にサービスであったり、洗車であったり、どうにか対応できればと思っております」。石油情報センターによりますと、今月５日時点の県内のレギュラーガソリンの店頭価格は、前の週から４円１０銭高い１リットル当たり１５５円２０銭でした。ハイオクも４円４０銭高い１６５円４０銭でともに４週連続の値上がりです。レギュラーが１５５円ハイオクが１６５円を超えたのは、去年８月以来７カ月ぶりです。県石油商業組合は、イラン情勢の緊迫化による原油価格の高騰や、世界的な金融緩和であふれた「投機マネー」が原油先物市場に流入していることが影響しているとみています。いまのところ、ガソリンの値下がりを期待できる要素は見当たらず、ガソリンの高騰はしばらく続く見通しです。

大切な人へのプレゼントにいかがでしょうか。県内で改良されたオリジナルのキンギョソウが県庁で展示されています。
従来のキンギョソウの花よりも一回り大きく甘い香りが魅力的のキンギョソウ。その名は「ながさきアミュレット」。県内の農家と県花き振興協議会草花部会アミュレット研究会が５年かけて改良しました。キンギョソウには珍しい八重咲きで、花のフリルが可愛らしく優しい女性を連想させます。こまめに水かえや茎を切るなどすれば、１か月ほど花もちするそうです。１６日まで県庁ロビーで展示されています。

県議会・県政改革特別委員会は、年４回開いている定例会を「通年議会」にすることを決めました。実現すれば栃木県とともに全国初の試みとなる見通しです。
県議会は現在、年に４回召集されていますが、「通年議会」は５月開会、翌年３月閉会とするものです。議長は必要に応じて議会を開くことができるため、突発的な事案に早く対応できるということです。特別委員会では「地域活動が制約される」。「いまの議会制度でも臨時会で対応できる」などの意見もありました。採決は賛成、反対が同数でしたが、委員長裁決で可決されました。１６日の本会議で提案され可決される見通しです。

長崎市議会は東日本大震災で発生したがれきの受け入れについて協議しました。
長崎市は去年１１月、環境省に対しがれき受け入れに関する疑問２８項目を質問していました。先月示された回答では、被災地のほとんどの焼却施設から放射性物質が検出されていることや、作業員への影響を「現時点で情報がない」としています。委員は「長崎市も前向きに検討すべき。受け入れるつもりはあるのか」と市の考えを質しました。樫山環境部長は「あくまでも安全性の確保と市民の理解が前提」と答えました。長崎市ではがれきを受け入れた場合、西工場、東工場で焼却した後、焼却灰を三京クリーンランドに埋めることを想定しています。

長崎大学病院で体内にガーゼを置き忘れる医療ミスがあったことがわかりました。
大学病院によりますと、去年９月、長崎市内に住む男性にペースメーカーを入れる手術をした際、体内に止血用のガーゼ一枚を置き忘れたということです。先月２８日に大学病院のホームページで公表し、報道機関には発表していませんでした。大学病院は再発防止策として、手術の際必ずガーゼの一部が見えるようにする。Ｘ線に写るガーゼを使いＸ線検査で置き忘れがないか確認する。手術の記録にガーゼが残っていないかダブルチェックする項目を設けることなどをあげています。

きのう夜、長崎市でアパート火災があり、男性の遺体が見つかりました。きのう１１日午後１０時半ごろ、長崎市上西山町の３階建てのアパート「西山荘」の１階から火が出て、１階と２階合わせて約１２０平方メートルが全焼しました。アパートには４世帯４人が住んでいて、１階から男性の遺体が見つかりました。警察が調べた結果、遺体は１階に住む黒岩一之さん（７８）と確認されました。黒岩さんの部屋の燃え方が激しいということです。また１階に住む７３歳の女性が手などにやけどをしました。

動画　去年、西海市で起きたストーカー殺人事件の検証結果を受けて、県警は１２日、県内の担当課長らを集めた会議を開きました。入谷誠本部長は、ストーカーの被害者を家族と思い、対応するよう指示を出しました。
（入谷誠本部長）「二度とこのような事件の発生を許さないという固い決意を持って再発防止対策を徹底的に推進していかねばならない」と訓示しました。会議には、県内の各警察署でストーカー事案に関わる生活安全課や刑事課などの課長ら約１００人が出席しました。入谷本部長は、「男女間のトラブルが重大事件に発展する危機意識が欠けていた」などとする検証結果を踏まえ、今後は危機意識を持ち、司令塔的立場の人物に情報を集め、的確な対策を講じること。被害者を自分の家族と思い、被害者の立場に立った対応をすることなどを指示しました。

動画　"長崎市で去年発掘された化石が、県内２例目の恐竜の化石とわかりました。
見つかった化石は、約８４００万年前の鳥脚類の右大腿骨です。長さ約４１センチ、幅２３センチ。その大きさから全長６メートルのハドロサウルス科の恐竜と考えられます。長崎で恐竜の化石が見つかったのは２例目で、九州でも３例目です。発掘した福井県立恐竜博物館の宮田主任研究員は、「今後さらに化石が見つかる可能性がある」と話しました。発見された化石は、３月１６日まで長崎市役所の茂木支所で公開されます。"

東日本大震災から１年となった１１日、長崎市の浦上天主堂にカトリックとプロテスタント、仏教、神道、諸宗教の信者約１２００人が集まり、追悼と再生の祈りを捧げました。カトリック長崎大司教区の高見三明大司教は、「昔のつながりを持ちながら幸せに暮らせる日が本当に早く来てほしいと思います」と話しました。