(2012年3月13日 15:09)
九州電力は13日、今年度の連結業績予想を発表しました。
最終損益は1700億円の赤字となる見通しで、連結での赤字は初めてです。
九州電力の今年度の連結業績予想は、節電等の影響により販売電力量は減少したものの、電力料金の単価が上がったことから1年前に比べ売上高は140億円のプラス。
しかし原発が停止したことによる火力発電の稼働とほかの電力会社からの電力購入が増え、2660億円経費がかさみ、さらに燃料費の高騰も重なって最終損益は1700億円の赤字となる見通しです。
連結決算では、開示を始めた平成6年度以来初の赤字となります。
一方、九電は九州管内の原子力発電所に新たに移動式の大容量発電機を導入しました。
発電機は冷却式のガスタービン型で、最大出力は3200キロワット。
各原子炉に1台ずつ、玄海原発と川内原発で合計6台を配備します。
津波により全電源を喪失した場合、原子炉を海水で冷やす冷却ポンプの非常用電源として使用する予定で、来月から運用できるよう体制づくりを進めます。
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