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【サッカー】大津 1トップ緊急テスト2012年3月13日 紙面から
ロンドン五輪アジア最終予選C組最終戦のバーレーン戦(14日、東京・国立)に臨むU−23日本代表が12日、東京都内で冒頭25分間以外を非公開として調整した。FW大迫(鹿島)が出場停止で不在の中、戦術練習では、サイドを主戦場とするFW大津祐樹(21)=ボルシアMG=が初めて1トップで緊急テストされたようだ。W杯南ア大会で躍進した岡田ジャパンの「本田型1トップ」が、五輪切符獲得の切り札になる。 タッチラインを背負ったトリッキーなドリブルスタイルから一気にシフトチェンジ。最前線に構える“屈強な”大津がボールを収めた瞬間、猛攻のエンジンが点火する。 大津「FWかサイドか、ポジションによってプレースタイルは変わる。自分がFWに入ったら起点になる、球を収める動きが重要になる。球際はドイツの方が激しい。その成長を証明できるようにプレーする」 大迫が不在。1トップの最有力候補はFW永井(名古屋)だが、持ち味の異なる大津の配置転換によって、攻撃の戦略、バリエーションが増えるのは間違いない。ドイツで世界の猛者に毎日もまれながら、体重は3、4キロ増量した。速さとともに強さを併せ持った大津が前線で縦パスを収め、東、清武、原口ら2列目、扇原、山口のボランチ勢が巧妙に絡んでいく−。10年W杯南ア大会で、当時の岡田監督が採用した本田の1トップとイメージが重なる。 もっとも、大津はストライカーとしての才能も十分ある。成立学園高時代、自ら仕掛けていくスタイルを生かそうと、FWとして起用された経験もあり、大津は「(FWは)ゴールを意識する場所、アシストも含めて結果が大事」と言い、こう付け加えた。 「自分の結果で予選を突破できるように。泥くさくても、きれいでも1点は1点。試合を決める結果が大事。ヒーローになるつもりでいる」 エースにのし上がった「1トップ・大津」が、ロンドンへの夢切符をもぎ取る。 (松岡祐司) PR情報
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