青木、フォーム微修正で即安打

　ブルワーズの青木宣親外野手（３０）は１１日、タイミングの取り方を微修正した打撃フォームで右前安打を放った。アリゾナ州メリーベールでのロッキーズ戦に８番右翼で出場し、３打数１安打。共同電によると、バットを高めに構え、右足も大きく上げるフォームに変え、結果を残した。

　３打数無安打だった前日（１０日）とは構えが大きく違っていた。７回の３打席目には一、二塁間を破る右前打を放ち、「形が良かった。最高の形でつながった」と満足げに話した。

　前日はデーゲームの後、ダイヤモンドバックス−マリナーズのナイターを観戦。その試合では同い年の川崎が３安打し、「いろんな選手の打ち方を見て感じることができた。一歩引いて野球を見て勉強になった」。部屋に帰ると素振りを繰り返し、フォームを試行錯誤。活路を見いだした。

　「形がないタイプなので、駄目だと思ったら変える。それが早くスランプを脱出する方法」。１２日はキャンプ初の休養日。心身ともにリフレッシュし、打棒爆発のきっかけをつくる。