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【大リーグ】

左肘違和感の和田、復調へ着々 今キャンプ最多の45球投げる

2012年3月13日 紙面から

 左肘の異常で出遅れていたオリオールズの和田毅投手(31)が11日、フロリダ州サラソタでのキャンプで2日ぶりにブルペンに入り、キャンプ最多の45球を投げた。時事電などによると、チェンジアップ、カーブ、スライダーを交えるなど順調な回復ぶり。14日にはフリー打撃で打撃投手を務める予定で、慎重に段階を踏みながら実戦デビューに備える。

 ダルビッシュ、岩隈ら同期組がオープン戦で結果を残すなか、和田もようやく軌道に乗ってきた。ブルペン投球では変化球が時折すっぽ抜けたものの、それは腕がしっかりと振れている証拠。「だんだん力を入れられるようになってきている。(調子は)徐々に上がっている」と復調気配をかみしめた。

 チームにとって大事なのはシーズンを通して働き抜くこと。練習時間の短さ、中4日の登板、長距離移動を伴う過密日程−。ソフトバンク時代とは手法や環境ががらりと変わり、ちょっとした体の不調が大きな故障につながることもあり得る。デュケット編成担当副社長は「無理をすれば、肘をさらに悪化させていた。異常を自己申告していたのは賢明な判断だった」と胸をなで下ろした。

 左肘異常から2週間。投球練習再開後も問題は見られない。今は邪念を振り払ってベストのコンディションをつくりあげるだけだ。

 

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