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【プロ野球】

巨人が東京Dの目隠し撤去へ 予告先発でブルペン隠さない

2012年3月13日 紙面から

 巨人が、本拠地・東京ドームで一塁側ベンチ裏と隣接するブルペンをつなぐ通路にある“目隠しフェンス”を、廃止する方向で検討していることが12日、分かった。このフェンスは先発を隠すために2008年から設置してきたが、今季からセ・リーグでも予告先発を導入することが決まったことを踏まえ、廃止の方向となった。

 8日のセ理事会でファン拡大を狙いとして予告先発導入が決定。それを受けての動きが、巨人で早速あった。東京ドームにある目隠しフェンスの撤廃。球団関係者は「そうする方向で話をしている」と話した。これまでは巨人の練習が始まるとアコーディオン式の鉄製フェンスを閉め、一塁側ブルペンとベンチ裏を往来する投手陣の姿を、報道陣が確認できないようになっていた。

 この“目隠し”の出発点は、07年のクライマックスシリーズ第2ステージ(当時)。対戦した中日の先発が予想された山井ではなく小笠原だった初戦に敗れた2日後に臨時のついたてを設置。このときは、隣接する東京ドームホテルの宴会場用のついたてを代用し、投手のブルペン入りを見えないようにしていた。そして翌年春、東京ドーム内の改修工事に合わせて、頑丈な鉄製の開閉式フェンスが作られた。

 当時は、球団代表だった清武英利氏が「先発を隠す狙いもあるのか?」との質問に「もちろんそれもある。首脳陣からの要望もあった」と話していた。しかし、本来は両軍が堂々と力をぶつけ合うというのが原監督の持論。指揮官は予告先発導入に関し「少しでもファンの人たちが全力プレーに魅力を感じてもらえれば良いと思う」と歓迎の意を表明していたが、これを契機に、変に隠し立てすることなく、堂々と調整しファンへ向けても積極的に発信していく。

 

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