ご挨拶
時の流れに警報の音が聞こえて来ました。

初代理事長 池田 保夫(遊子)


それは生存の基盤である自然への回帰の音ではないでしょうか。経済の怒涛の中に人間性を失ったことに気がついた昨今、自然の懐に抱かれている悦びを自覚することに依って、自然と人間の共存を文化という名のもとに打ち立てなければならない時が来ました。

食と農は人間生活の基盤であり、永遠不変の哲理であります。安心して日々の食生活を迎えるのが農の尊さであります。然るに即今の農産物汚染や偽表示等の横行による社会不信の混乱は、重大なる関心事であります。よって来る遠因は何か。それはビジネス偏重であり、自然を忘却した果てではないでしょうか。

当研究所は大方諸賢の賛同のもと食文化の健全なる成果を期し、関係者一同、時の要請に答える所存であります。
天門美術館正門 (池田遊子 作)
 
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