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【スポーツ】尾崎「泣きそう」 五輪マラソン男女代表決定2012年3月13日 紙面から
日本陸連は12日、東京都内で理事会を開き、ロンドン五輪マラソン代表に女子は重友梨佐(天満屋)木崎良子(ダイハツ)尾崎好美(第一生命)、男子は藤原新(東京陸協)山本亮(佐川急便)中本健太郎(安川電機)の6人を決定した。全員が初代表。補欠の女子は赤羽有紀子(ホクレン)、男子は堀端宏行(旭化成)を選んだ。異色の公務員ランナー、川内優輝(埼玉県庁)は落選した。特に女子には2004年アテネ五輪以来2大会ぶりの金メダルの期待がかかる。サッカーではなでしこジャパンの活躍に沸いているが、こちらのなでしこパワーにも期待だ。 執念が実った。「発表されるまでドキドキしていたけど、素直にうれしい。諦めなくてよかった。名古屋を走ってよかった」。自身3度目の代表選考レースだった名古屋ウィメンズで夢にたどり着いた尾崎は、激戦の疲れも見せずに笑顔を振りまいた。 自室のテレビで陸連の会見を見ながら朗報を待った。重友、木崎…。3人目が呼ばれる前は画面を直視できなかったという。自分の名前が挙がった瞬間は「泣きそうでした。監督と一緒に五輪に行く目標がかなってよかった」と尾崎。山下佐知子監督も「うれしい気持ちでいっぱい。とにかく力を出し切らせたい」と目尻を下げた。 山下監督は1992年バルセロナ五輪で4位。ただ、アフリカ勢の台頭で当時と状況は激変している。五輪での目標について尾崎は「今までの自分を超える練習をして、レースが近づいたら『メダルを狙います』と言える状態に持っていきたい」と慎重な姿勢を取ったが、09年世界選手権銀メダルなど、実績的には女子のエースになるべき存在。内心、メダル獲得は使命と感じているし、周囲からは、04年アテネ五輪以来2大会ぶりとなる日本の女子マラソン金メダルを期待されるはずだ。 名古屋ウィメンズのために施したネイルは、ピンクの濃淡に金色をあしらったデザイン。尾崎によるとテーマは「もうすぐ春ですね」。3度目の42・195キロを経て、ようやく春が訪れた。五輪まで5カ月弱。「監督を超えるような結果を出して、『いい監督だよ』ってことを示せる走りがしたい」。敬愛する山下監督と“真夏の果実”を収穫するため、尾崎は持ち味の勝負強さに磨きをかける。 (斎藤正和) PR情報
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