ここから本文です

貴乃花親方、壁破壊の碧山を不問に「自分で謝りに来た」

デイリースポーツ 3月13日(火)7時42分配信

貴乃花親方、壁破壊の碧山を不問に「自分で謝りに来た」
拡大写真
 碧山が殴ってへこんだ支度部屋の壁=大阪府立体育会館(撮影・辰巳直之)
 「大相撲春場所2日目」(12日、大阪府立体育会館)

 大阪担当部長の貴乃花親方(39)=元横綱貴乃花=が“仏”になった。敗戦の悔しさから支度部屋の壁を破壊し、謝罪に訪れた碧山を不問とし、負傷していないかを心配する気遣いをみせた。横綱白鵬は初顔の妙義龍を押し倒し、綱とりを目指す大関把瑠都は嘉風を豪快につり出して連勝。大関陣では日馬富士、琴欧洲、琴奨菊も連勝したが、稀勢の里は小結栃煌山に押し出されて連敗を喫した。

 貴乃花春場所担当部長が、穏やかな表情で“不祥事”を受け流した。謝罪に訪れた碧山に対し、「手は大丈夫なのか?」と歩み寄った。報道陣に「自分で謝りに来て、弁償すると言ってきた。立派なことじゃないですか。お手柔らかにお願いします」と説明した。

 碧山は千代の国に立ち合いからいなされ、送り出された。支度部屋では風呂場の手前にあるベニヤ製の壁を右拳で殴り穴をあけた。「いつもいつも…」と言いながら自分の頭も小突いた。風呂に入っている最中に支度部屋にいた観察委員の時津風親方(元幕内時津海)に注意され謝罪。貴乃花担当部長の元を訪れた後も「すいませんと謝りました」と神妙な表情で話した。

 北の湖理事長(元横綱北の湖)は「元気は土俵で出さないと。師匠(春日野親方)に注意するよう指導します」と渋い顔だっただけに、貴乃花親方の穏やかさが際立った。2日目の入場数は4500人(定数7500人)。満員御礼が途絶えたことにも「私の責任です。15日間満員にすると言ってきたのですから」と最後まで潔かった。

【関連記事】
貴乃花親方“営業努力”実ってホッ…初日満員御礼出た!「気持ち良かった」
貴親方、G大阪VS神戸戦で始球式 「吉本さんと相撲協会の協力関係強めたい」
貴乃花親方、舞台で三枝と“競演”「何度来ても気持ちのいい場所」
貴親方、全力士に“正面玄関から入場”指令「「私も現役時代はそうしていました」
貴乃花親方 妙義龍 把瑠都 を調べる

最終更新:3月13日(火)11時59分

デイリースポーツ

 

関連トピックス

主なニュースサイトで 碧山亘右 の記事を読む

ブログパーツ

スポーツトピックス

主要メディア6紙の過去記事2年分を瞬時に検索。
全国紙の社説を比較する毎日新聞の企画「社説ウオッチング」。産経新聞の「社説検証」とあわせてチェック(本文有料)。