日米欧、中国のレアアース輸出規制でWTOに提訴へ

2012年 03月 13日 11:55 JST
 
check

[ワシントン 12日 ロイター] 複数の米政府高官が12日、明らかにしたところによると、米国、日本、欧州連合(EU)は、中国のレアアース(希土類)資源輸出規制について、仲裁を求めて世界貿易機関(WTO)に提訴する計画だ。

レアアースはハイテクやクリーンエネルギー製品に幅広く使用されている。

AP通信は、オバマ大統領が13日にホワイトハウスで提訴を発表すると報じていた。WTOでは、紛争処理の最初のステップとして中国に協議を要請し、EUと日本も加わる。

今回のWTO提訴は、11月の大統領選で再選を目指すオバマ大統領が、中国との貿易問題に厳しい姿勢で臨むことを示す取り組みの一環とみられる。

中国のレアアース生産は世界生産の約97%を占めている。

米国やEUは、中国のレアアース輸出規制をWTOに訴えると以前から予想されていた。

*内容を追加して再送します。

写真

日銀、金融緩和を強調:こうみる

日銀総裁は、成長基盤支援融資の拡充決定について、デフレ脱却を目指した一連の政策対応であるとの認識を示した。
  記事の全文 | 関連記事 

3月12日、複数の米政府高官が明らかにしたところによると、米国、日本、EUは、中国のレアアース資源輸出規制について、仲裁を求めて世界貿易機関(WTO)に提訴する計画だ。江西省のレアアース鉱山で昨年1月撮影(2012年 ロイター)
写真
「フクシマ」の教訓

「福島原発事故の真の教訓は原発反対派と支持派の意見の隔たりが事実や証拠で埋めるには大き過ぎるということだ」  記事の全文 | 特集ページ