国連で北朝鮮と韓国“ひざを蹴ったり”

3月13日 8時26分

スイスの国連人権理事会で１２日、北朝鮮の問題が取り上げられ、北朝鮮の政府代表団と韓国の国会議員団との間で、小競り合いが起きる騒ぎがありました。

ジュネーブの国連ヨーロッパ本部で開催されている国連人権理事会で、１２日、北朝鮮の人権問題が取り上げられました。
韓国の政府代表団によりますと、会合の最中に北朝鮮の政府代表団が議場を退席した際、代表団の男が、議場の出口付近にいた韓国の国会議員団の女性の膝を蹴ったり腕をねじったりするなどして、小競り合いが起きたということです。
国連の警備員に議場から連れ出される者もいたということで、この騒ぎで議事の進行が一部、混乱しました。
国連の人権理事会でこうした小競り合いが起きるのは極めて異例です。
人権理事会のあと記者会見をした韓国の国会議員団は「暴力を振るったことに対し、北朝鮮側に謝罪を求める」と述べ、北朝鮮の政府代表団を強く批判しました。