細野環境相、震災がれき広域処理について「地方の受け入れ拒否は被災地切り捨て」
フジテレビの「新報道2001」で
細野環境相は、11日朝のフジテレビ「新報道2001」に出演し、がれきの広域処理について、「被災地からのがれきを地方が受け入れないことは、被災地を切り捨てることである」と話し、あらためて広域処理の必要性を訴えた。
細野環境相は、「被災地から出てきたものはノーで、自分のたちのところは、全く同じごみなんだけど、受け入れられるというのは、誤解を恐れずに言いますけども、被災地の切り捨てですよ」と述べ、岩手県と宮城県のがれきは科学的に安全だと証明されているのにもかかわらず、地方自治体が処理に協力しないことは、被災地域を切り捨てることだと批判し、あらためて、がれきを広域で処理することの必要性を訴えた。
一方、平野復興相は、自治体と一丸となって復興計画を策定し、計画がまとまれば、住宅再建と雇用、産業の復活を最優先に、交付金や予算を配分すると話し、今後も復興交付金を、使い勝手がよく自由度の高いものにしていくと話した。
平野復興相は「最低限、被災を受けた地域の復旧復興は絶対やりますから。復興庁の職員に言っているのは、『現地に行って、(自治体と)ともに復興計画を作れ』と」と述べた。
(03/11 12:02)