【福岡】被災地がれき受け入れを決議 北九州市議会

03/12 22:22 更新

深刻化している被災地のがれき処理について、北九州市議会が12日、「受け入れ」決議を全会一致で可決しました。午前10時、市議会は黙とうで始まりました。「がれきの処理なくして真の復興はあり得ない」とする決議案は、受け入れるがれきを「通常の廃棄物相当」と明記するなど安全性に配慮した文言になっています。議案は全会一致で可決されましたが、傍聴席からは賛成・反対の大きな声が飛び交いました。北橋市長は「賛同された議員各位の気持ちの中に、頑張って応援していかねばならないという熱い思いがあると思います。その思いを行政も共有させていただきたいと思います」と語りました。北九州市は、15日に宮城県で開かれる国の「がれき処理説明会」に職員を派遣し、情報や科学的知見に基づいて受け入れるかどうかを決めます。