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がれき受け入れ決議可決

北九州市議会の４つの会派が共同で提出した、東日本大震災で発生したがれきの受け入れを市に求める決議が、１２日の本会議で全会一致で可決されました。
北橋市長は「議会の思いは真摯に受け止めなければならない」と述べました。
この決議は、市に対して、放射線量の測定体制を整えることを条件に、通常の廃棄物相当と判断されるがれきについて受け入れの表明を求めるものです。
市議会の主要な４つの会派が提出し、１２日の本会議で採決が行われた結果、全会一致で可決されました。
傍聴席にはおよそ２０人がつめかけ、可決の瞬間には、賛否両論の意見が飛び交いました。
このため審議は５分ほどストップし、傍聴席にいた数人が退場させられる一幕もありました。
決議の可決をうけて北橋市長は「議会の思いは真摯に受け止めなければならない。今後、情報収集に努め、科学的知見に基づいて受け入れるかどうか判断したい」と述べました。
震災で発生したがれきをめぐっては、国が被災地以外で受け入れる広域処理を呼びかけていますが、東北地方を除いて受け入れを行っているのは東京都だけで、野田総理大臣は、１１日、法律に基づいて、各都道府県に受け入れを文書で要請する考えを示しています。

03月12日　13時32分

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