ＡＫＢグループ各劇場で特別公演

　人気アイドルグループＡＫＢ４８と、姉妹グループのＳＫＥ４８、ＮＭＢ４８、ＨＫＴ４８が１１日、それぞれの専用劇場で、東日本大震災復興支援のチャリティー特別公演を同時開催した。

　震災発生時刻の午後２時４６分には４つの会場のほか、ＳＤＮ４８が握手会を開催中の東京ビッグサイトとも中継を結び、全２８２人のメンバーが一斉に黙とうをささげた。

　東京・秋葉原のＡＫＢ４８劇場では黙とうの直後、前田敦子（２０）が過呼吸となり退出する場面も。この日、２６歳の誕生日を迎えた篠田麻里子をはじめ、大島優子（２３）、小嶋陽菜（２３）らも涙を流しながら犠牲者の冥福を祈った。

　ＡＫＢグループは、復興支援を目的に「誰かのためにプロジェクト」を立ち上げ、これまでに１２億５４１７万５９７３円の義援金を寄付。昨年５月から今年２月まで計１０回、メンバー６、７人が月に１度のペースで被災地を訪問してきた。

　高橋みなみ（２０）は「被災地の皆さんに笑顔を届けるために、私たちも微力ながらこれからも支援活動を続けていきたい」と決意を新たにした。