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【サッカー】

宮市の五輪代表招集には応じない ボルトン監督が明言

2012年3月12日 紙面から

 【ボルトン(英国)原田公樹】イングランド・プレミアリーグ、ボルトンのコイル監督が10日、FW宮市亮(19)について、今後はU−23日本代表の招集には応じない方針を明らかにした。この日、クイーンズパーク戦にフル出場した宮市は2−1での勝利に導く活躍で、初のMVPに選出された。

 リーグ戦6戦ぶりの白星で降格圏内から脱出。宮市は「残留争いをしてる中で、この勝利は大きい」とプレミア残留に自信を示した。慣れない右ウイングに苦戦したが、繰り返し仕掛けた。1−1の後半41分に、絶妙なパスで、決勝点をアシストした。「ターン(反転)したとき、いい形でいいタイミングでイバン(クラスニッチ)が入ってきた。僕はパスを出すだけでした」

 試合後のコイル監督は「リョウは前線ならどこでもできる。今日も素晴らしかった」と絶賛したが、その後は気になる発言も。「プレミア残留に彼が必要。前回、日本代表に招集されたが出場しなかった。日本帰国は彼のためにならない。今後、五輪代表の招集には応じない」と断言した。

 「前向きに対応する」との前言を覆し、U−23日本代表への招集に応じない考えを示した。3月のウズベキスタン戦でA代表に初招集されたが起用されず、予想以上に宮市が疲労したことで考えが変わったようだ。

 5月末のツーロン国際大会への招集にも応じない意向。所属元のアーセナルも基本的に五輪出場には否定的で、宮市のロンドン五輪出場へのハードルは一段と高くなった。

 

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