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【サッカー】

柏 2試合連続3失点 3度のリードもドロー発進

2012年3月12日 紙面から

◇J1第1節 第2日 柏3−3横浜M

 3度のリードを守れず、昨季のJ王者・柏が引き分け。6億5000万円をかけて新装された日立柏サッカー場にはため息が漏れた。FW田中が「本当に悔しい。3点取っても、3失点では……」と天を仰ぐ痛恨の開幕戦となった。

 理想的なスタートだった。前半3分、MFレアンドロのFKから、逆サイドに詰めていたDF酒井が右足で押し込み先制点。追い付かれた同12分には、FW田中が勝ち越しゴール。この日視察に訪れた日本代表・ザッケローニ監督の前で決めた“御前弾”も、勝利にはつながらなかった。

 DF近藤が「FC東京、ブリーラムと、つなぐ相手だったので、最後までロングボールで裏を狙ってきた相手に面食らった」と話したように、横浜Mの執拗(しつよう)なロングボールに苦しんだ。9日間で3試合の過密日程も影響し、守備陣の対応が乱れ、3度のリードを守れない。

 7日のACL・ブリーラム戦に続く2試合連続3失点は、昨季は一度もなかった。攻撃陣も攻め急ぎ、昨季のリーグ戦では10度の1点差勝ちを収めるなど競り合いに強さをみせたが、この日は失点を食い止めることができなかった。

 「結果には満足していないが、戦う姿勢、士気の高さが見えたし、柏は上位を狙えるチームだ」と、ネルシーニョ監督は強気だったが、リーグ連覇を狙う柏にとっては不安の残る戦いとなった。(相原俊之)

 

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