震災と原発事故の影響で福島県から避難した児童を受け入れている、山形県飯豊町の小学校で、震災の犠牲者を追悼し、教訓について考える授業が行われました。
飯豊町立添川小学校では、福島県から避難した児童を、最も多いときで16人、現在も7人受け入れています。
震災から1年が過ぎ、12日は犠牲者を追悼する全校集会を開きました。
渡部恭子校長は「多くの人が亡くなった震災を決して忘れてはなりません」と呼びかけ、全員で黙とうをささげました。
続いて、学年ごとに震災の教訓について考える授業が行われました。
このうち5年生は、この1年に感じたことをそれぞれ発表し、「被災地の人たちが復興に向けて立ち上がる姿に感動しました」などと話していました。
この学校で受け入れた福島県の児童は、地元に戻らずにほかの地域に移り住む子が多いということです。
福島県南相馬市から祖父母や妹と避難し、来月千葉県に引っ越す4年生の林翔士くんは、「友達とまた離れるのは寂しいです。早く南相馬に戻りたい」と話していました。
[関連リンク] |
|