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日本人音楽家らがチャリティー

3月12日 7時44分

日本人音楽家らがチャリティー
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東日本大震災から1年となった11日、世界的に活躍する指揮者、佐渡裕さんや、ピアニストの辻井伸行さんらがパリに集まり、地元の音楽家たちと共にチャリティーコンサートを開きました。

このチャリティーコンサートは、震災から1年となる11日、パリにあるユネスコ=国連教育科学文化機関の本部で開かれ、世界的な指揮者佐渡裕さんの呼びかけで、パリ管弦楽団など地元の一流オーケストラのメンバーたちも大勢、有志で集まりました。
佐渡さんはまず、日本の子どもたちによるオーケストラとともに、震災の犠牲者への追悼曲として、バッハの「G線上のアリア」を演奏したあと、1300人余りの観客全員と共に黙とうしました。
続いて、世界で演奏活動を続けている目が不自由なピアニスト、辻井伸行さんがショパンのピアノ協奏曲などを華麗に演奏し、観客を魅了しました。
さらに、被災地が復興に向けて歩んでほしいという願いを込めて、オーケストラ全員でラベルの「ボレロ」を力強く演奏しました。
コンサートに来ていた男性は「震災から1年のこの日、日本との連帯の気持ちを示すためにコンサートに来ました」と話していました。
また女性の一人は「日本は震災に勇気をもって立ち向かいました。被災地のことを、今後ともぜひ支援したいです」と話していました。