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ゲレンデに「絆」の火文字

3月12日 6時34分

ゲレンデに「絆」の火文字
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東日本大震災から1年の11日夜、北海道南富良野町では、被災した人たちを励まそうとスキー場のゲレンデに火がともされ、「絆」の文字が浮かび上がりました。

「絆」の文字を描いたのは、南富良野町のスキー連盟と地元の小・中学生合わせておよそ50人です。
小・中学生たちはゲレンデの中腹までスキーで滑り降り、持っていたたいまつに点火したあと、雪の上に並んだ灯油の入った空き缶およそ350個に火をつけていきました。
そして、すべての空き缶に火がともされると、縦100メートル横80メートルもある「絆3.11」の文字が、くっきりと浮かび上がりました。
文字を描いた小学1年の男の子は「被災した人たちに早く元気になってもらいたいと思いながら火をつけました」と話していました。
また、震災後、福島県から子どもと共に南富良野町に移り住んできた30代の女性は「皆さんの励ましは遠い福島まで届いていると思います」と話していました。
火はおよそ1時間燃え続け、集まった人たちは1日も早い復興を願いながら、「絆」の文字を見守っていました。