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メモ「除染新技術/理研・慶応大・筑波大、産総研・高度情報科学技術研究機構&米パテル」

2012-03-12 14:04:34 | 別途書き込み

除染新技術、実用段階に 理研、藻育て放射性物質吸収 産総研、ナノ粒子で焼却灰処理 :日本経済新聞

 東京電力福島第1原子力発電所事故で出た放射性物質による土壌や河川の汚染を除去する新技術が、相次ぎ実用段階に入った。理化学研究所などは水中の放射性セシウムを藻に吸着させ、濃度を約10分の1程度に減らせる装置を試作。産業技術総合研究所などは焼却灰からセシウムを99%以上除去できる吸着材を開発した。今後、本格化する除染活動に役立ちそうだ。

 理研と慶応大学、筑波大学は共同で、水田や池の放射性物質を藻を使って除去する浄化システムを試作した。1メートル四方の正方形で特殊な表面加工を施した厚さ約4センチメートルの大型レンズで太陽光を集光。汚染水と藻を入れたガラス管に光ファイバーで光を送り、藻を成長させながら除染する。

 国内の約200種類の藻から、放射性物質をよく吸収する褐藻類などを選んだ。汚染濃度が1リットル当たり100ベクレルの水3リットルで実験。2〜3日で8〜9割の放射性物質を取り除けた。

 水田などではまずセシウムを泥からはがす必要がある。窒素肥料などを加え弱アルカリ性にする方法があるという。藻と光ファイバーを大型水槽入れるなどしてポンプで水を通して除染する。藻は回収し乾燥すれば体積が減り、鉱物のゼオライトに吸着させる従来法などに比べ処理しやすい。

 4月から福島県内の水田や池の広い面積で実証実験を始める計画。「太陽光や藻などに経費がかからず大規模な水浄化が可能」(理研の和田智之ユニットリーダー)

 放射性物質を含む焼却灰の処理技術も進む。産総研などは青色顔料の一種、プルシアンブルーの直径10ナノ(ナノは10億分の1)メートル以下の微細粒子を使った吸着材を開発。樹木など植物の焼却灰に水を通し、溶け出したセシウムを99%以上除去できるのを確認した。ゼオライトの約67〜1400倍の吸着性能を示した。

 都市ごみ焼却灰を水で洗浄し、セシウムが溶出した汚染水に新吸着材を加えて混ぜる実験では検出限界の1キログラム当たり10ベクレル以下に減らせた。下水汚泥の焼却灰を除染する容量20リットルのミニプラントも製作した。今月中に性能を確認する予定だ。

 高度情報科学技術研究機構はスーパーコンピューター「地球シミュレータ」を使い、先端材料が放射性セシウムを効率よく吸着することを見つけた。直径0.6ナノメートルの筒状炭素分子カーボンナノチューブの表面に、セシウム原子が3個ずつ集まって吸着するという。吸着後に約700度で焼却すると、二酸化炭素と酸化セシウムの灰が発生。灰だけを回収する。

泡除染剤やセシウム用シート、米国立研の技術提案 米研究所の日本合弁 :日本経済新聞

 米国の独立系研究機関バテル記念研究所(オハイオ州)と三菱商事の合弁会社、バテルジャパン(東京)は米国立研究所が開発した除染技術などを活用するよう政府、自治体などに働き掛ける。コンクリートや金属に塗布して付着した放射性セシウムを除去する泡状の除染剤、セシウム除去用ウエットシート、塗膜剥離剤などがある。

バテルジャパンが提案する除染技術。泡を吹き付け放射性物質を浮き上がらせて回収する

バテルジャパンが提案する除染技術。泡を吹き付け放射性物質を浮き上がらせて回収する

 米バテル記念研はマンハッタン計画で知られる米エネルギー省系オークリッジ国立研究所など7つの米国立研の運営を受託。これらが開発や性能評価にかかわり、米企業が商品化した除染技術をバテルジャパンが日本の販売代理店として供給する計画だ。

 泡の除染剤は米国で廃炉にした施設のコンクリート建屋や実験設備の除染に使った実績がある。界面活性剤やイオン交換用の物質などからなる。除去率は最大で99%超。泡は細かい穴に入り込み、内部のセシウムを浮かび上がらせる。これを泡ごと吸い込んで除去する。高圧水洗浄による除染に比べ、回収容器を小さくでき手間も減るという。

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