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東日本大震災:がれき処理施設 宮城で建設進む

津波で被災した海岸近くで、建設が進む震災がれきの焼却施設。3月下旬から稼働し始めるという=宮城県名取市の閖上地区で2012年3月1日、本社ヘリから手塚耕一郎撮影
津波で被災した海岸近くで、建設が進む震災がれきの焼却施設。3月下旬から稼働し始めるという=宮城県名取市の閖上地区で2012年3月1日、本社ヘリから手塚耕一郎撮影

 宮城県沿岸で、震災がれき処理施設の建設が進んでいる。名取市閖上(ゆりあげ)地区の津波で被災した海岸では、がれき焼却プラントが組み上がってきた。

 施設では、震災がれきの分別・破砕・焼却などをする。名取市、岩沼市、亘理町、山元町の4カ所に、国の補助金約1270億円をかけて県が建設している。気仙沼市や石巻市などにも建設される。

 県環境生活部によると、名取市や亘理町の施設は3月下旬に運転を始め、4月上旬には焼却ができるようになるという。各施設は、それぞれの自治体で出たがれきを処理する。

 ただ、県内のがれき総量は1500万トン以上で、県外にも約350万トンの処理を要請する必要があるという。【手塚耕一郎】

毎日新聞 2012年3月8日 20時58分(最終更新 3月8日 22時05分)

 
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