直径約2.5メートルの鍋で作られたキムチ鍋=岐阜市日ノ出町で
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宮城県南三陸町で被災者らが開業した「南三陸志津川復興名店街」を応援しようと、岐阜市柳ケ瀬地区の日ノ出町商店街振興組合が、キムチ鍋を買い物客らに振る舞い、募金を呼び掛けた。
振興組合が報道やインターネットで名店街を知り、義援金を送ろうと企画した。メニューは昨年12月に市民から公募。多くの人の関心を引こうと、キムチ鍋を選んだ。直径約2・5メートルの鍋にキムチ100キロと豚肉や大根などを入れ、約1000食分を用意。食欲をそそる香りに多くの人が足を止めた。
正村周一副理事長(61)は「震災直後は多くの義援金が集まったが、半年以降、少しずつ減った。震災から1年を機にもう一度、東北に目を向けてほしい」と話した。
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