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米各地で反原発の集会やデモ

3月12日 10時38分

米各地で反原発の集会やデモ
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今月11日に東日本大震災から1年となったのに合わせて、アメリカの各地で反原発を訴える集会やデモ行進が行われ、参加者が「原発のない社会を実現すべきだ」などと訴えました。

このうちカリフォルニア州ロサンゼルス郊外のサンオノフレ原子力発電所の前では、反原発を訴える地元の市民グループの呼びかけで住民およそ300人がデモ行進し「直ちに原発の運転を止めるべきだ」などと訴えました。
参加者はこのあと原発近くの広場で集会を開き、東日本大震災の犠牲者のために黙とうしました。
集会では、宮城県から招かれた被災者が「今こそ世界中の原発をなくしましょう」と呼びかけたのに対し、地元の住民からも、特にサンオノフレ原発は海に面し地震のおそれもあって、福島第一原発と同じような津波による事故の危険性があるとして、稼働停止を求める声が相次ぎました。
一方、ニューヨークでも中心部の広場で反原発を訴える集会が開かれ、日本人を含むおよそ200人が参加し、「フクシマの教訓を生かして原発のない社会を実現すべきだ」などと訴えました。
このあと参加者は「原発はもうたくさんだ」と書かれた横断幕やプラカードを手に、市の中心部をおよそ2時間にわたってデモ行進しました。
子どもとともに参加した30代のアメリカ人女性は「フクシマを見て、子どもたちに原発を残したくないと強く思うようになった」と話していました。
11日は、このほかにも全米各地で反原発を訴える集会やデモ行進が行われ、福島の事故を機に広がった反原発の動きは、今もアメリカで根強く続いています。