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【社会】

日本最古のジャズ喫茶再開 被災の陸前高田と連携

2012年3月12日 12時06分

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 日本最古のジャズ喫茶といわれ、五年前に横浜市中区野毛町での七十四年間の営業を終えた「ちぐさ」が十一日、同町の別の空き店舗で営業を再開した。新ちぐさは、旧店舗が使っていた二台の大型スピーカーとジャズのレコード三千枚、食器や家具を並べ、かつての雰囲気を再現。約二十人で満席となった店内には、ジャズの名盤の音響と、コーヒーの香りが満ちた。

 旧店舗の常連客で、同市緑区の太田次男さん(75)は「郷愁を感じる」と懐かしんだ。

 店を運営するのは、元常連客でつくる「ちぐさ会」。津波で流失した岩手県陸前高田市のジャズ喫茶「h・イマジン」と連携して営業再開の準備を進め、東日本大震災から一年の節目に、両店そろって再開店した。

 ちぐさは今後、被災地の地酒などもメニューに加える。営業時間は午前十一時〜午後五時と午後六〜十時。月曜定休。

(新開浩・東京新聞)

 

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