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紺色のひと

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2011/07/08 (Fri)

[]椿の奇形と不安の種と

「庭の椿の葉が奇形になっている、放射能の影響では?」という話題をtwitter経由で目にしました。

「元からそういう形の品種だったのを勘違いしているのでは」と思い、原因ありきの結果探しが生む不安の渦と、不安に対してできることについて考えてみました。


■その椿、本当に「放射能による異常」でしょうか?

「椿が奇形かも」と気に病んでいる方の元記事から、該当部分を引用します。

最近庭や、室内の植物までも、奇形を見つけ、もう、これ以上何もないだろう。と、思っていたら、また、今朝、庭で ツヤツヤした椿の新芽が、異常な形に。

今年の春は、悲しい事に、チューリップも、薔薇も、観葉植物も、そして、椿も新芽が、異常になってしまいました。もう、これは、放射能汚染による異常にちがいありません。

アメコカ マイケル ”Twinkle Twinkle Little Star”−奇形の植物と3月21日の雨の関連性 より引用

今年5月の記事です。写真を見ると、どうやら椿の新芽から異様な形の葉が出てきた! ということのようです。放射能汚染による異常に違いない、と強く疑いを持っておいでなのがわかります。

また、新たに7月の記事では

我が家の椿は、他にもあるのですが、この椿の新芽の成長点だけが、変になりました。これは、低いフェンスを隔てたお隣の椿も、同様です。つまり、今年の春、種類の違う2種の椿の新芽が、この地点で、金魚葉になってしまいました。

アメコカ マイケル ”Twinkle Twinkle Little Star”−3カ月半のブログの経緯と椿の観察(2)より引用

と、放射線の影響により、何かしらの変異が起こったのではないかとの思いを強めておいでのようです。


ふむふむ、確かに普通の椿に比べて、なにやら葉の形が独特ですね。

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(↑この写真は奇形の植物と3月21日の雨の関連性より引用させていただいています)


……でもこれ、うちにある椿の鉢の葉っぱにそっくりです。うちのは「金魚葉椿」といいます。

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■金魚葉椿についてのあれこれ

金魚葉椿(金魚椿・錦魚葉椿とも)は、ツバキの園芸品種のひとつ。金魚のように葉がくびれて先が三つに分かれたり、葉脈が浮いてもうひとつの葉がついたりする品種を「梵天」と呼ぶそうです。

この金魚葉椿の歴史は古く、なんでも江戸時代まで遡るとか。園芸が盛んだった江戸の頃、植木屋の増田金太というひとが、斑入りのものや変わった花の色、葉の形など「奇品」とされる植物を集め育てていたそうです。それらをまとめた「草木奇品家雅見(そうもくきひんかがみ)」という本の中に、この梵天椿も登場します。*1

この珍しい特徴を持った椿は、現在では園芸用の品種として認められており、栽培されています。


……さて、ブログ主のhidekoさんはこの変わった形の椿を「放射能の影響で奇形になったに違いない」と主張されています。

放射線を照射し植物の品種改良スピードを上げる技術は既に存在し、「放射性物質によって植物に奇形が生じる」という事象自体は充分に起こり得ることです。かの写真の葉(金魚葉椿)は奇形と呼ばれるもの…ではありますが、それが原発事故に関する放射線の影響によって生じたものか、というとまた別のお話です。同じ時期にふたつの出来事が起こった場合でも、その間に因果関係があるかどうかは一概に断定できないからです。

また園芸品種では「先祖返り」と呼ばれる、基準の種に突然戻ってしまう現象や、先祖返りしたものがまた元の形質を発現することがあります。さらに、椿では枝変わりと呼ばれる「ある枝が別の形質を発現する」現象が起きる、ことも知られています。


話題を絞るため、本記事ではあえて地域による放射線量の話題や、実際に他の植物に奇形が生じているのかどうか、現在の放射線量で生えている植物に奇形が起こるか――という話題には触れません。ご了承ください。代わりに、「放射線が原因ではないだろうか」と原因ありきで結果を探すことの危険性について考えてみたいと思います。




■この椿、元からこういう葉っぱだったんじゃないだろうか

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僕は、ブログ主のhidekoさんは「放射性物質の影響はなにかないかと探した結果、自分の印象にある椿の形と違うものを見つけ、これを放射性物質の影響と思い込んでしまった」のではないかと考えています。数百年前から品種として存在する(人間が品種とした)とある形の葉と酷似した葉が、ある日偶然にも生えてきた……というよりは、そっちのほうが僕にとっては至極納得できる理由です。

この検証は簡単にできます。椿は常緑広葉樹(冬に葉を落とさない樹木)なので、今年出た新芽以外にも前から付いている葉があります。それらが金魚葉かどうかを確認すれば、今年春に出たものなのか、以前からそういう形の葉なのかがはっきりと解決します。それでなお、この変わった形の葉が「今年から出た」ものであると判断できれば、上記の「枝変わり」などの要因を検討すればよいのかな、と考えます。

ブログに貼られた写真からの判断はちょっと難しいので、実際にどうなのかはブログ主のhidekoさんにご確認いただかないことにはわかりません。

ちなみに梵天椿の葉には、くびれた金魚葉になるものと、葉脈が浮いて二枚目の葉(金魚のしっぽ)が出てくるものがあって、後者は二枚目がぽろっと取れてしまうとごく普通の椿のように見えます

こちら↓が我が家の「しっぽが取れた」葉です。

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こちら↓がhidekoさん家の、去年の葉っぱです。写真右側のものがそうかと思います。どうでしょうか、似ていませんか?

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(↑この写真は3カ月半のブログの経緯と椿の観察(2)より引用させていただいています)


ちなみに、こちらは我が家の「金魚椿ではない普通の椿」です。

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■スズメの減少にまつわる「原因の発見」

ちょっと別の話をします。

以前、「スズメが減った」というニュースが話題になりました。あちこちでスズメの大量死が確認されたことに関わるものだったと記憶していますが、あの頃、ニュースを見た方が「去年より少ない気がする」「うちの周りでも見なくなった」と口々に仰っていた印象が強く残っています。

でも、ニュースを聞いて僕は思いました。「それ、『普段からスズメなんか気にも留めてなかったけど、減ってると言われたから減ってるような気がしてる』ってだけじゃないの?」と。

実際にスズメの個体数は減少傾向にあるようなのです*2が、大量死云々とはっきりした原因があるわけではなく、数十年かけて減っている、というもののようです。「最近減ってる」と思ったことは、もしかしたら「スズメのことなんか興味ないよ」の裏返しなのかもしれません。



■原因ありきで結果を探すことの危険性

話を戻しましょう。

「庭の椿の葉が変わってるな」と気づいたとき、原因について考えてみるべきことは多くあります。「元からこんな形だったっけ?」「あ、去年の葉っぱと比べてみればわかるか」「ついでに図鑑でも見てみようか」「うーん、もしかしたら奇形かもしれない」「奇形だとしたらどうしてだろう?」「天候は? 肥料は? なにか変わったことはなかっただろうか」「虫にでもかじられたかな?」「あ、椿には枝変わりというのがあるんだ」などなど。

もちろん、「見間違えた」と思っている僕が勘違いをしていて、実際に今年の葉が変わった形になっているという可能性もあります。それはそれで「枝変わり」や「先祖帰り」など、考えられる要因はいくつもあるのです。「原発で放射性物質が降り注いだから奇形になったに違いない」と結論づける前に、疑うべきことは山ほどあります。


「あれもこれも放射能のせいでは」という原因ありきで結果っぽいものを探すと、なおさら「それっぽい結果」を「発見」してしまいます。それは不安に駆られて見つけてしまった、何の関係もないものかもしれません。ご自分でご自分の不安を煽って、さらに危険かもしれない場に身を置いていることにストレスを感じてしまう。それは負の連鎖です。


僕はあちこちで野歩きをしますが、同じ種類の葉っぱでも何かの拍子に葉の先が分かれたり、虫にかじられておかしな形になっていたり、葉の端がよれていたり……なんて変異はごく当たり前に見かけます。「植物とはそういうもの」だと思っています。

かえって、普段気にかけていないものほど、気にしてみると自分の知っているものと違うような気がしてしまうものです。そういう「発見」を「放射能のせいだ」と決め付ける前に、自分の発見が本当に発見なのか、勘違いではないか、落ち着いて考えてみることが大事なのではないかと僕は思います。





■不安に対してできることは、不安の種をまかないこと

ご自分が抱えている不安は、今回のようにtwitterなどでたやすく共有されます。それは他の健康被害を心配されている方の危機感を煽ったりと、負の感情をどんどん強めてゆくことに直接繋がってしまいます。それはさながら渦のようで、一度流れ出すと止めるのが困難です。

例えば今回は、

記事投稿から1ヶ月以上経ってから大量にRTされ、


「植木屋で二年半働いていたけど見た事ない」と加えられ*3

2年半 植木屋をやって日々葉っぱを見ていたけど 思い返せばこんな変わった葉を目にする事はなかった!“@doki_doki_panic: 怖っ!人間にどれほどの影響がでるのだろう?RT@Ani2525 奇形の植物と3月21日の雨の関連性  http://t.co/a329VHQless than a minute ago via Twitter for iPhone Favorite Retweet Reply


いつの間にか「長年植木屋で働いているひとでも見たことがない奇形」ということになり*4、その説得力を強めてしまっています。

やっぱりそうですか。確実に影響は出ている・・・RT@yukikotetsu 2年半 植木屋をやって日々葉っぱを見ていたけど 思い返せばこんな変わった葉を目にする事はなかったRT@Ani2525 奇形の植物と3月21日の雨の関連性  http://t.co/ZG9Shizless than a minute ago via web Favorite Retweet Reply


↓「2年半」だったのが「長年」になってしまっています。尾ひれがついてしまったのです、金魚椿だけに!


RT @doki_doki_panic: 東京で植物の奇形が確認されたようです。植木屋さんも長年やってきてこんなのは見たことないと。怖すぎます。http://bit.ly/jp79GX 昆虫、植物はどうなんだろう? #genpatsu #no_nukesless than a minute ago via Echofon Favorite Retweet Reply

(なお、元ツイートは削除されたのか見つかりませんでした)



僕は「放射性物質による健康被害なんてないから安心しろ、安全だ」と言いたいのではありません。なにかわからないことがあって不安を感じたときに、「この不安は感じる必要があるものだろうか、実はよくあることなんじゃないか」「よくわからないことを拡散したら、みんなの不安を煽る発信源になるかもしれない」と考えてみるのはどうでしょう。

誰もが正しい情報を求め、安心を求めているはずです。なのに、危機感が高じて、よかれと思って発信した情報が、自分や周囲のひとの不安をかき立ててしまったとしたら…? それは、逆に安心から遠ざかってしまう行動なのではないかな、と思うのです。

椿の葉が変な形になっていたのに気づいた。それは、「変な葉を見つけたよ」「原因はなんだろうね」と調べるなり、ひとに聞くなりすればよいことです。「奇形じゃないだろうか」「原発の影響じゃないだろうか」と、あなたが不安な気持ちを含めて誰かに伝えることで、不安はひとり歩きしてどんどんと膨れ上がってゆきます。



ひとつ、ブログ記事を紹介します。

こちらのブログ「とらねこ日誌」さんでは、風評被害に対して自分たちができることを考えたとき、「差別のアウトソーシング的な発言をしない」「他人を必要以上に不安にさせない」という行動が重要なのではないか、と主張されています。

■自分たちに何が出来るのか

……不安をよその人に漏らさないという重要な仕事があるんですよ。なかには、余所のヒトから聞いた話にとっても影響をうけたり気になったりする方がいるんです。そんな方を必要以上に不安にさせないのもとっても大切な事なんです。だから、不安な気持ちがあっても、その点についてはちょっと我慢して、自分だけに留めておいて欲しいんですね。

風評被害が深刻な場面でこそ食育の出番じゃないの?−とらねこ日誌より引用

僕も同じことを強く思います。


原発事故以来、日々の生活に強く不安を感じるようになったこと、きっと胸の内にあると思います。それに対して自分ができることは、その不安や不信感を誰かと共有することでしょうか?

不安の種をまくよりも、不確かな情報を発信しないことで、ずっと自分や皆さんの気持ちが楽になるのじゃないかな、と僕は思います。


後で「安全デマ工作員」なんて言われるのも心外なので、念のためここで表明しておきます。



■最後に、僕からのお願いです

ブログ主のhidekoさん、話題になったのをお知りになってから、再び写真つきのエントリをアップしていただいてありがとうございました。お手数ですが、ぜひお庭の椿の葉をもう一度観察していただけないでしょうか。今年からはじまった奇形ではなく、去年と同じ葉っぱの形だったのを見落としていた、なんてお話であることを、僕は強く望んでいます。

twitterをご覧になるとわかりますが、この「柏市で椿が放射能の影響で奇形になった」というお話は、既に何千人というひとに読まれています。近郊にお住まいの方で、記事を読んでhidekoさんのように恐ろしい思いをされている方もいらっしゃると思います。

もし「ただの勘違い」であれば、hidekoさんと、たくさんのひとの不安が、ひとつ消えることになるのでは、と思ってやみません。

僕は金魚椿の葉が好きです。お庭にあの葉があるのがうらやましいです。



■追記/修正

11.07.09 コメント欄でご指摘いただいた先祖返りについて追記しました。また文章を修正しました。

11.07.13 本記事をガジェット通信さんに寄稿しました。若干表現を変えてあります。→椿の奇形と不安の種と−ガジェット通信

*1椿古図復刻シリーズ−美しきツバキの世界園遊舎主人のブログ−椿などを参照させていただきました。

*2日本鳥学会誌−日本におけるスズメの個体数減少の実態

*3:二年半も植木屋にいて椿の品種を知らないのはどうなの、という書き込みも見受けられましたが、日本国内では椿がメジャーではない地域もあり、「知らなかった」という一点においてこの方を責めることは誰にもできないと僕は考えます。

*4:むしろ、説得力を増そうとするかのように「二年半」が「長年」に盛られていることに問題があるように思いました。

ナナフシモドキナナフシモドキ 2011/07/08 09:11 不幸の種まきをするメンタリティと不幸の手紙を回す人のメンタリティは似ていると思いました。自分のところで止めるためには、自分で考えねばならないし、自分でリスクを取る覚悟も要る。

G__G_G__G_ 2011/07/08 17:16 植物はよく先祖返り(帰先遺伝)といって基準種に戻ってしまう現象もあります。一度先祖返りしたものがまたもとの形質を取り戻すこともあることです。

どちらにしても昨日今日起こった特殊な出来事ではありませんね。

通りすがり。通りすがり。 2011/07/08 18:40 ツイッターの検索→アメコカ マイケルと辿ってこちらにたどり着きました、とても気になったので一言書いていきます、

言いたいことはごもっともだと思います、この記事の内容を読んだらアメコカ マイケルさんの勘違いなのかなと取ることも出来ます、

ですが、アメコカ マイケルさんの記事を読んだ所、他にも沢山の異変が周囲でおこっている訳ですし、去年との比較もされており、花に詳しい方で以前から良く観察されていたんだなという事は感じられました、なのでこう大々的に取り上げ批判するのもいかがなものかなと思ったのが正直な感想です。

自分の考えとしては、こういった情報は押さえ込もうとするのではなく、大いに共有すべきだと思います、

工作員だなんて思ってませんが、政府や原発推進派は医師・学者・近辺住民を抱え込み隠蔽と人の犠牲の上で成り立って来ているというのはもう誰の目にも明らかです、そんななかこういった放射能の恐怖について書かれた記事を押さえ込もうとすると工作員扱いされてもしょうがないのかなとも思います。

長くなってしまいましたが、福島原発はまだ今でも放射能は出続けています、何が起こるかわかりません、人間は放射能に対して無知です、特に日本は自国に落とされた原爆のデータさえもっていないんです…無知でもしょうがないです、今の段階で結果を出すのは早すぎると思います、今身の回りを観察する事はとても大事な事だと思います、それが正常な行動だと思います。

批判的に聞こえてしまったら申し訳ないです、ただ自分からすればアメコカ マイケルさんのような記事は貴重な情報源だと思うので、押さえ込もうとしないで見守ってあげて欲しいなと思います。

異常なものを異常と言えなくなる事の方が自分は一番怖いと思います、それはきっと東電や政府の理想とする世界なんだろうなと思います。

失礼しました。

mmmmmm 2011/07/09 09:11 おじゃましまーす

柏市には東京理科大もあるし、東大柏キャンパスもあるのでたぶん既に調査で回ってるんじゃないかな?他に、千葉大は自然科学系で有名だし…わたしたち一般市民にできることは、写真を撮影して、正確な場所と日時を明記して、記録としてウェブに上げることかなと。

こういった話は、ツイッターにはあまり向かないかなとは思います。文字制限があるのもちょっと…

確かに突然の先祖返りはありますね!一本の木に色んな形の葉っぱや違った色の花が咲いているのを見るととても不思議で美しいですよね。

元柏市民でした。

meikomeiko 2011/07/09 13:24 情報を共有することは大事だと思いますが、Twitterだと勝手に拡散されていきますよね。誰かが2chのほうがまだネット上でやり取りできるし冷静に分析できると言ってました。Twitterは元ネタを削除しても広まった情報は勝手に歩いていきますし、そこが怖いところだと思います。震災以降にTwitter始めた主婦の方は、幅広く情報収集もできるし私の意見を多くの人に聞いてもらえるから便利!と言ってました。(いや、そこが厄介なところだと私は思うんですが・・)

774774 2011/07/09 13:41 居住地付近の放射能が気になる人は、
ショウジョウバエの飼育をしてみたら、
面白いことが起ったりして。

(厳密にはキイロショウジョウバエな。)
キイロショウジョウバエ - Wikipedia http://p.tl/TSsZ

774774 2011/07/09 13:52 少なくない数の掲示板で、
既存メディアのダメさ加減をあげつらうようなコメントを見かけるけど、
twitterに代表されるような新しいメディアになっても、
良質な情報源を見つけられなければ、
残念そのもの。
---
元情報の信憑性を気にすることもなく、
(面白半分に)拡散する馬鹿はいなくなって欲しい。

さざんかさざんか 2011/07/10 10:48 お邪魔します〜。
問題のブログを拝見しました。
が、金魚椿自体が元は奇形ですし、例のブログ主さんのお隣の椿まで金魚葉になってしまったと驚いてます。
薔薇の花まで奇形を生じてるとあります。(写真付き)
場所的にも柏市ですし、放射能の影響も考慮するほうが自然ではないでしょうか?
それに、別に不安がる話でもないと思いますよ。

先入観をなくすのは難しい先入観をなくすのは難しい 2011/07/10 12:51 『「あれもこれも放射能のせいでは」ない』という原因ありきでまとめているようにもみえる。
重要なのはきちんと調査することで、調査もなしに憶測でまとめている点では、このブログの内容も同じ問題があると思う。

tata 2011/07/10 23:14 「元からそういう形の品種だったのを勘違いしているのでは」と思い」というのが先入観といえないですか?
たまたま紺色の人さんの家に金魚椿があったから、言い方はキツイけど、鬼の首を取った状態になられてる気もします。
誰か検証できれば良いのですがね。

YoshitsuneKYoshitsuneK 2011/07/11 12:43 先入観は誰にでもあります、その先入観を筋道立てて解釈するのに役立てるか、
それとも先入観に支配された結論を早計に出すかの違いではないでしょうか。
先入観はあくまで「〇〇である可能性」です、Asayさんにも先入観は当然おありだ思いますが、それを「可能性」として捉えておられるように私は受け取りました、しかし、普段と異なる葉を見つけた方は少なくとも葉っぱに関しては先入観を「ほぼ結論」として捉えておられる、その違いかと思います。

放射能の影響である可能性は葉っぱを見つけた段階では誰にも否定できません、が、だからといって即
>もう、これは、放射能汚染による異常にちがいありません。
という結論に結びつけるのはあまりに早計すぎます。

早急にこの結論を出す事で、他のすべての可能性がマスクされています、これは危険な事です、例えば何等かの化学物質やウィルス性や細菌性の病気が原因かもしれません、人間にも影響あるかも、しかし、その危険性は捨てられています。

責める気は毛頭ありません。 原発事故が無ければ普段と違う葉を見つけても放射能汚染によるものとは考えられなかったかもしれませんし、冷静な判断ができたかもしれません、不安になる気持ちも理解しているつもりです。

pappipappi 2011/07/12 21:15 先入観。
「これは放射能の影響でこうなったのではないか」
「この椿、元からこういう葉っぱだったんじゃないだろうか」
どっちもどっちというより、あなたのは悪意に見て取れます。

JoshuyJoshuy 2011/07/13 00:39 >>放射能の影響である可能性は葉っぱを見つけた段階では誰にも否定できません、が、だからといって即
>もう、これは、放射能汚染による異常にちがいありません。という結論に結びつけるのはあまりに早計すぎます。

向こうの方のブログちゃんと読まれましたか?
椿の葉を見つける前に、色々な植物で今までと違う
チューリップだとかを発見されてて、そういう風に考えに
至ったみたいですよ。

だから、安直に、早計って言葉は用いない方が良いのでは。

YoshitsuneKYoshitsuneK 2011/07/13 03:53 Joshuy さんこんにちは。
ええ、遡って読ませていただきました。
他の植物の変化を考えてもそれを放射性物質とだけ結びつけて結論に至るのは早計だと感じたのです。
先にも書きましたが、1番怖いのは1つの可能性にだけ注目する事で他の理由が全部マスクされる事です。
降雨に含まれていた放射性物質が原因であるとすればもっと広範囲に影響でてもおかしくない、私はそう考えました。
水や風の流れで極めてピンポイントなホットスポットが出来ていてる可能性は否定できませんが。
なにより、もしも放射性物質が原因であるとすれば、同程度またはそれ以上の値を示す地域でもっと多くの報告があるのが普通では無いかと思うのです。
早計かそうでないかの判断は個人によって違うでしょう、しかし、もし私が同じ経験をしたのであればあの段階で
>もう、これは、放射能汚染による異常にちがいありません。
という結論は出しません。 なので「早計すぎる」と書きました。
安直に「早計」という言葉を使ったつもりは毛頭無かったのですが、「早計過ぎます」と断定的に書かずに、「早計だと感じます」と私の主観として書けば良かったかもしれません。
ご忠告ありがとうございます。

keimakeima 2011/07/13 15:17 植物も多細胞生物ですから、
成長後に放射線を浴びたとしても、
全体の葉に同一の奇形が生じる事はありません。
(成長点に放射線を浴びた場合、そこから成長した部分に
 奇形が起こる事はありえます)
全体の葉に同様の奇形が起こる場合は、
種の状態で変異が起こったと考えられますが、
3.11後に植えられたようでは無いようですね。

masumimasumi 2011/07/15 02:30 放射線の影響ではないと言って問題ないと思います。
なぜなら、ツバキの葉もチューリップの花も前の年(2010年)にその形は完成しているからです。
「チューリップ 花芽」で検索すればたくさんHitしますが、チューリップの花芽がいつできるかは栽培上重要なのでよく知られています。前年の秋までには花芽が完成しているので、冷蔵処理することにより促成栽培が可能ですし、秋に植木鉢に球根を植えて冬期乾燥させると花芽が枯死して春に咲きません。3月中旬の千葉なら、すでに葉も蕾も地面から顔を出すほど育っていたことと思います。
 チューリップはたくさんの原種が交配されてできており、原種には房咲き種もあります。最近は種苗カタログにも房咲き種がいろいろ載っています。一茎一花の品種でもしばしば茎が分岐したりして複数の花が付くことがあります。公園の花壇など多く植栽されているところを探せば見つけることができるでしょう。
 ツバキの葉も(花も)同様で、前年のうちに葉の形は完成しています。葉芽と花芽があり冬芽とよばれます。断面がこちらに掲載されているのがわかりやすいです。
http://rika.el.tym.ed.jp/cms/751f7269/188abf7814/51ac82bd306830ed30c330c8

春に新梢が伸びるときは、すでに形ができた状態で細胞が急速に伸長して大きくなるので、細胞が分裂するわけではありません。3月に放射線があたってもすでに遅しです。
 また、keimaさんが書いているように、放射線による成長点での変異は、成長点ごと独立して起こるので、今年一本の木であちこち同じ変異が起こるというのは、サイコロを千回振って千回とも同じ目が出るようなものです。
 隣家のツバキにも同じ変異ということですが、次の冬〜春に両者で違う花が咲くかで分かると思います。同じ花なら同一品種である可能性が高いといえるでしょうから、経過報告を期待したいですね。

最後に一つ。
今年の夏から秋にかけて、「我が家のナスに赤い変な形の実がなった!きっと放射能のせいだ!」という声がたくさん上がると確信しています。

つりすきやつりすきや 2011/07/28 23:11 今年は、藤の花が2度咲きしています。湘南から大山の裾野まで、見た限りでは地域が広いということです。それと「カンナ」の花が7月の初めに咲きました。

藤の花は、開花が終わると新芽が成長して、7月の半ばには、種ができています。ソラマメのような大きな鞘に入っています。その上には、又新芽がふいて、枝の間から藤の花が成長していて、まるで急いで子孫を増やしているかのようです。

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