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北上川河口付近に砂堆積で調査
2012 年 03 月 09 日 19:24
石巻市の北上川の河口付近で大量の砂が堆積していることがわかり専門家が現地調査を行ないました。
大量の砂が堆積しているのは、石巻市北上町十三浜の北上川河口から1キロほど上流の大沢川との合流地点です。
堆積した砂は、約1600立方メートルに上り、「洪水の原因になるのではないか」などと不安の声が上がっていて、このため東北大学の澤本正樹名誉教授らが訪れ、原因を調査しました。
北上川河口付近は、震災で約70センチ地盤沈下していて澤本教授は、砂の堆積は、地盤沈下などで川の流れが弱くなったため海の砂が遡ってきたものだと分析しました。
しかし一時的な現象で、春を迎えるこれから、川の水量が増え次第に砂は減っていくとの見通しを示しました。
調査結果を受けて、北上川下流河川事務所でもこれから対策に乗り出し、砂の一部を取り除いて水路を確保するなどして砂を減らしていきたいとしています。