NHK福島県のニュース　福島放送局

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脱原発求める県民集会

震災と原発事故から1年となる11
日、福島県郡山市では原子力発電に反対する大規模な集会が開かれました。
県内の大学教授や農業団体などの呼びかけで開かれた集会には、全国からおよそ1万6千人が集まり、ノーベル賞作家の大江健三郎さんも参加しました。
集会では、原発事故の影響で避難を余儀なくされた人たちがぞれぞれの思いを語りました。
飯舘村から福島市に避難している農家の男性は、「今回の原発事故ですべてを失ってしまった。明らかな人災であり東京電力と国はきちんと責任を取ってほしい」と述べました。
また、警戒区域に指定されている富岡町から郡山市の高校に転校した女子生徒は、「原発事故がなければ津波の被害を受けた人たちを助けに行くことができた。それを思うと怒りと悲しみでいっぱいです」と話しました。
地震が起きた午後2時46分には、
参加者全員で黙とうをささげました。
集会では最後に、▼福島県内では将来にわたって原子力発電を行わないことや、▼原発事故によるすべての損害の賠償などを求める宣言を採択しました。

03月11日　20時07分

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